同じ事を何度も悩む時は、根本的に問いの立て方が間違っている

ブギーポップシリーズの上遠野浩平著『VSイマジネーター』では、同じ事をずっと悩んでいる時について、こう述べている。

「そういうときは問題の立て方が間違っている。決めようのない事を決めようとしているんだ。」        

これは確かにそうだと思う。特に僕たちは未来の事について延々と悩み続ける。今やってる事を続けていいのかなとか、こういう事をし始めようかなとか、でもそんなことして何になるのかなとか。

この世界が将来どうなるか、自分が将来どの選択肢を取った時にどうなってるかなんて、自分のたった一個の脳で演算できるはずがない。不確定で答えのない事について答えを探そうとしても見つからず、それで路頭に迷う訳である。

僕たちにできるのは、自分が今この瞬間に、外界からどのような入力を受けており、その入力に対し自身の中でどう処理しているか(どういう感情が沸き起こってくるか)を感じ取り、それでもって今何をするかを決定する。その繰り返しを行うことが、不確定な世界で取れる最善なのだろう。


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