#3 えっ意外!~フィリピンの環境活動事情~
Maayong buntag kaninyo tanan !
(おはようございます、皆さん!)
SL Ambassadorによるnote
第3回目は、「フィリピン×環境」についてです。
夏のサービスラーニングでお世話になったフィリピン・シリマン大学へ再び戻り、一年間留学をしていましたAYANOです。私もコロナウイルスの影響で「三日以内に日本に帰りなさい」と宣言され (一つ前のNANAKOさんの投稿をご覧ください) 急遽帰国した1人です。
最近はコロナ関連の暗いニュースが多いですが、その中で良いニュースに目を向けたいところですね。例えば・・・自粛期間中に空気や海が綺麗になったというニュースがありました!ということで今回は、その「環境」についてフィリピンの事例に触れたいと思います。
皆さんは、「フィリピン×環境」と聞くとどのようなイメージがありますか?
ゴミ山、ポイ捨て、空気汚染、・・・
このようなことを思い浮かべた方、多いと思います。
フィリピンではリサイクルの技術が足りなかったり、ゴミ山で生計を立ててる人がいたり、ゴミの分別という概念がなかったり・・・というのも現実問題としてあります。
しかし、ここでも是非良い側面に目を向けてみて欲しいです。
ここからは私が留学中に見つけた、フィリピンでの素敵な環境保全活動について4つ紹介します。
①エコショップ
シリマン大学があるドゥマゲテ市はとっても小さな街ですが、素敵なエコショップがあります。
繰り返し使えるストロー、ラップ、布おむつ、オーガニックソープ、シャンプー、口紅、そしてオーガニックのナッツやスパイスまで!すべて「エコフレンドリー」の取り揃えです。食品と洗剤は全て量り売りで、自分でケースを持っていくと入れてくれます。
②シリマン大学の登山部
私はシリマン大学の登山部に所属していましたが、この登山部は単にキャンプをするわけでなく、「環境活動の啓発」という目的で運営されています。例えば、ミーティングにマイボトルは必須、ペットボトルを使っているのを目撃されると筋トレの処罰、自然に優しいトレッキングの仕方を学ぶ、アースアワーを取り入れるなど、活動は様々です。環境問題を考えるだけでなく、それを活かせる機会があるのは素敵ですよね!
③シリマン大学のZERO WASTEポリシー
ZERO WASTEとは「資源や廃棄物の浪費を無くす」という考えですが、シリマン大学にはこのポリシーが導入されています。例えば、カフェテリアでは使い捨てのプラスチック容器は廃止され、マイタッパを持っていくと入れてもらうことができます。更に、残飯を土に埋めることで肥料にし、シリマン大学の農場に使うといった取り組みも行われています。
丁度、私が留学していた時にこのポスターが拡散されました。
④日常生活!エコ活動
日常生活でもシリマン大学の学生を中心に、エコ活動が広く認知されていると感じました。学校内に限らず、レストランや道端の屋台でも購入品をマイタッパやマイボトルに入れてくれるところが大半です。
そして何よりも驚いたことは、タピオカミルクティーのお店でも、ミルクティーをマイボトルに入れてくれたりします。私はフィリピンの名物「Taho(タホ)」をマグカップに入れてもらっていました(写真左)。家にいると、タホおじさんの「Taho〜〜Taho〜〜」という声が聞こえてくるのでついつい買ってしまいます。(多い時は週に3回も食べていました・・・砂糖過剰摂取)
また、紙やプラスチックの代わりにバナナの葉を使っていることも多くありました!これは昔から使われている伝統的な包み方ですが、最近は環境への配慮からも利用が増えてきているようです。フィリピンではPuto Chocolate (プト・チョコラーテ)というデザートがあり、餅米にチョコレートをかけて食べます(写真右)。
フィリピンでの素敵な環境活動事情、知っていただけたでしょうか?自分が環境のためにできること、まだまだ沢山ありそうですよね!
私は過去のサービスラーニング の学びが留学へとつながり、更に沢山の刺激をもらいました。
環境問題について行動をしようと思い始めたのも、サービスラーニングで高く積まれたゴミ山を目にし、「このままではいけない!何かしなくては!」と感じたことがきっかけです。
そんな沢山の学びが得られるサービスラーニング 活動に、少しでも興味がある人は是非調べてみてください!
次は、小室さんお願いします!
written by SL Ambassador Ayano (2018年 Silliman University in the Philippines 参加)
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