見出し画像

#10 サービス・ラーニングからのつながり

こんにちは、二年の長瀬稚葉と言います。

私はSL Ambassadorではないのですが、前の朝倉さんと同じようにSLCの先生に声をかけていただいて記事を書くことになりました。

私は春学期にサービス・ラーニングの授業を受講し、その時のご縁もあって夏休み期間に『ちQ人』という団体の活動に参加させていただきました。

オンラインという異例の形で始まったサービス活動でしたが、このようにさらに発展した活動に参加させていただき、とても光栄に思っています。今回は私が夏休み期間に行った活動についてご紹介していきたいと思います。

ちQ人での平和ワークショップへの参加

私はちQ人という国際交流を行っている団体で平和ワークショップに通訳として参加させていただきました。

そもそもの事の発端は春のサービス活動に参加していただいた、ちQ人のスタッフの方に平和ワークショップへ参加してみたらどうか、というお声がけをいただいたことからでした。平和ワークショップのためのミーティングを行う中、ひょんなことから通訳をしてみたら、とお誘いをいただき通訳未経験だった私が初めて通訳をする機会をいただくことになりました。

平和ワークショップは、「平和と暴力の概念と平和のための身近な実践」という内容のもと二回に分けて行われました。以前平和研究の授業を受けたことがあるとは言え、専門的な知識はあまりなく、ワークショップ前には通訳をすることに対しての不安もありました。事前にスクリプトをいただいて、専門用語は調べておくなどの準備をしました。

しかし、実際当日に参加してみると、案ずるより産むが易し。自分が通訳をするごとにワークショップが進んでいき、二回にわたるワークショップを無事終えられることができました。また、スタッフの方からもお褒めの言葉をいただき、自分が思っていたよりも通訳ができていたことにうれしさも感じました。

先に述べたように、ワークショップのテーマは「身近な平和実践」。通訳をしながら自分も参加することによって、平和の概念について理解を深めると同時に自分の身の周りの平和について考え、行動し、さらに参加者がどのように感じたかまで学ぶことが出来ました。平和についての学びと通訳の経験。このワークショップは自分を大きく成長させてくれたと感じています。

「行動すること」の重要性と続くサービス・ラーニングの学び

平和ワークショップへの参加とサービス・ラーニングでの活動を通して私が一番に感じたことは「行動してみること」の重要性です。

私は、サービス・ラーニングでの18時間の活動として、コロナ渦の中での国際交流のための活動を行っていました。活動のテーマは「つながりを築く」こと。コロナウイルスの影響で各々が別の場所で過ごさなければならない中、人々のつながりをどのように構築できるのかということを課題としていました。

離れた場所に暮らすミドルベリー大学日本校の生徒と合同の活動を行ったのですが、活動当初は言語の違う学生とどのようにうまく共同の活動ができるのか悩んだこともありました。しかし、思い切って新たなプロジェクトを仲間たちと作ったこと、コミュニケーションを自分から積極的に取るように心がけたことが結果として功をなしこのように活動後も続く「つながり」を築くことが出来たと感じています。

学んだことを活かして思い切って行動してみること、そしてそれを振り返りまた次に活かしていくこと。このサイクルこそがサービス・ラーニングの魅力ではないかと私は考えています。

サービス・ラーニングの授業で学んだ中で、一番心に残っているのが「サービス・ラーニングは生涯教育である」という言葉でした。自分の中での疑問点を見つけて、それに対して行動を起こしてみる、そして学び続けるというサイクルが生涯続いていくと考えると、なんだか素敵だと思いませんか?

コロナウイルスの影響により、私もこの夏参加予定であった国際サービス・ラーニングが中止になってしまいました。しかしその影響によって今回のような貴重な経験をさせていただけたのもまたご縁だと思っています。

みなさんも、なにか行動をできるチャンスが近くにあったのなら、ぜひ勇気を出して一歩を踏み出してみてください。もしかしたら、その行動がきっかけになってサイクルが始まるかもしれません。


最後まで読んでいただいてありがとうございました!この状況がはやくよくなり、またキャンパスで学ぶことのできる日が早く来ることを願っています。



いいなと思ったら応援しよう!