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#9 大学生がなぜ地域で、日本でボランティアをすべきなのか

はじめまして。

3年の滝口真太郎と言います。

三鷹生まれ三鷹育ちの私が、大学生になって初めて取り組んだ”地域でのボランティア活動”について、溢れんばかりの想いを伝えたいと思います。


ボランティア活動は当たり前のものではない

地域で学生がボランティアをするとき、受け入れ先の方々は準備をしてくださっています。

『受け入れられる自信がないので残念ですがお断りさせてください』という地域の方の声を聞くことも珍しくはありません。

今までなんの不便もなく回っていた場所に、学生に来てもらうことは大変なことなんです。

人が足りないからお願いします、ではないんです。

それでも学生に来てほしいという想いからたくさん準備をしてくださいます。


サービスするために居るのに受け取ることが多い

どうすれば学生の為になるのかを考えてくださる地域の方は多い。

そちらがメインになってしまうほどの勢いです。

それゆえ、学生はたくさんのものを受け取ります。

経験、知恵、新しいアイデア

ボランティアをしにきたのに、です。


ここに居てくれただけで、みんなにとって非日常

とある高齢者施設でこの自分の不甲斐なさを痛感し、私はお伝えしました。

『なにもお役に立てず、たくさん学ばせていただいてありがとうございます』

すると何を言っているのかという驚きの表情で

『高齢者施設でやっていることは毎日そんなに変わらないの。だからこの3日間、ここに居てくれただけで、みんなにとって非日常だったと思うよ。ありがとうね。』

どう思われるでしょう。

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ボランティアの本質は、非日常を作れるか

私はこの言葉を知る前と知った後でボランティアに対する態度が変わりました。

どうすればいつもと違う環境を作れるかを考えるようになったのです。

もちろん壊してはいけないシステムもあるのでそのことを理解することから始めて、どこでどう遊び心を発揮していくかを考えるようになったのです。

リフレクションの重要さ

サービス・ラーニングというアメリカで生まれたの考え方は、リフレクション(振り返り)を最も大切にします。

私が高齢者施設で活動をしたのはもう一年も前のことになりますが、振り返る度、

あぁ、あのときのあれはこういうことだったのか

ということに出逢います。

経験値を重ねるごとに解釈が深化していくためだと思っています。

大学生が地域でボランティアをすべき理由

あえて結論を先に書かずにきました。

最後に僕なりの理由を綴って終えたいと思います。

その理由は、学生のために、と準備をしてくださる地域の方々に感謝の気持ちを伝えるため、

そして知恵や経験をたくさん与えてもらって、振り返るたびその素晴らしさに気づき、それをまた誰かに伝えるためです。

ここまでお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。

次回は再び坂上くんです。



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