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#4 フィリピンの宗教、フィリピンと宗教
みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか?
今回、執筆をさせていただく小室と言います。前回は大室さん、今回は私小室…なんだか繋がりが面白いですね。
さて、過去二回連続でフィリピンのお話が続いています。私もSL参加はフィリピンでした。もうフィリピンの話題、出尽くしてしまったかな…と思っていましたが
考えていくと、フィリピンに、あるいは私の活動経験において欠かせない側面が、宗教だったのではないかと私は思います。つまり、「キリスト教」です。滞在先のシリマン大学にも、キャンパス内に大きなチャペルがありましたし、島全体でも、たくさんの教会があったことを思い出します。せっかくですので、今日はその話題を書きたいと思います。
※余談ですが、「キリスト教」と一括りにしても中身は千差万別です。参考までに、大きな括りだけでも、カトリック・プロテスタント・東方正教会など、挙げればたくさんあります。礼拝様式や信仰、同じようで結構違ったりするんです。でも「キリスト教」なんです。
せっかくですので、写真とともにフィリピン(ドゥマゲッテ)の宗教の一側面をお届けすることにします。
1. 一つ目。教会堂。山のフモトにありました。今回の記事のメインフォトに指定しています。
これはその内部の写真。これを見ただけでも、どんなキリスト教教会なのか、わかる方いらっしゃるのではないでしょうか。
2. こちらは別の教会での風景。もはやホール(施設の位置付けとしては、孤児院の経営する体育館、といったところでしょうか)。ちなみに、参列者は地域の人がほとんどとのこと。地域密着型ってことですね。ちなみに、子どもが礼拝で前に出て歌う様子や劇、奉仕(礼拝のアシスタント)をしている様子はよく見られました。フィリピンにキリスト教が根ざす理由は、ここにあるのではないかなと私は思います。
3. 街頭で見つけました。一見グラフィックアートにも見えますが、「Loving God」の文字は見逃してはいけません。
4. 次は、一見キリスト教とは関係なさそうなこの方。実は、大昔にスペインから来た宣教師なんだとか。
レストランにもいらっしゃいました(よーくみてください)。
彼の宣教は、フィリピンでのキリスト教布教に大きな功績を残したそうです。
5. 一見関係なさそう第二弾。こちらは公立小学校での授業風景です。現地のフィリピノ語(だったかな?)の授業です。ここにもあります、キリスト教。さてどこでしょう。
ちなみに、フィリピンではフィリピン語の授業がごく最近必修になったそう。英語と地域語に加えて、実質的に3つの言語を習得するということでしょうか。すごいですよね。
6. そんなに人乗せて大丈夫か、と言ってしまいたくなってしまうこの写真。注目するべきは、その下…!「God is Love」が見えませんか?
7. 最後は、大学のチャペル。最初入ったときは、雰囲気や建築、様々なものに圧倒されてしまいました。
ちなみに、ここでの礼拝にも子どもたちの時間はありました。可愛かったでですし、子どもたちもまた、真剣でした。
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ごくごく一部ですが、フィリピンの「宗教」を写真とともに紹介しました。海外に行くと、こういうことも新鮮ですよね。日本では絶対見られない風景が溢れていることだけではなく、さらにそこから現地の文化、あるいは価値観まで見えてくるようではないでしょうか?
フィリピンを、あるいは現地の人たちの生活を知る上で欠かせないのは、間違いなく「宗教」だったと思います。何かを真剣に求める姿には、筆者自身非常に心を打たれたのを覚えています。自身を問う意味でも、現地の人たちの中心に存在した「宗教」は非常に重要なものとなりました。他者のあり方から自身を見つめ直す。まさしく、「サービス・ラーニング」ではないでしょうか。活動の側面が取り上げられがちなサービス・ラーニングですが、このようなアプローチも「サービス・ラーニング」の重要な側面であると私は思います。
少し抽象的な(かつイメージしにくい)話になってしまいましたが、今回はこれにて一区切りです。写真を多めに使いましたので、少しでも現地を感じていただけたら幸いです。
ID22: 小室