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銀座出世地蔵尊

こんばんは。

今回は銀座出世地蔵尊です。

こちらは、土地柄らしく、あの銀座三越屋上に鎮座するお地蔵様です。

明治の初め頃、三十間堀より出世し、当時、地元の鳶職が銀座四丁目三番地辺り(現在の七番地)の空き地に安置したといわれています。
道行く人々や近隣の信心篤い人達がお花やお団子などお供え参詣するようになり、やがて地蔵尊は開運出世・延命・商売繁昌のあらたかな御利益があると評判になりました。
お堂も小屋から木造になり、毎月7日、18日、29日が御縁日に決まり、御縁日にはいろいろな露店が出て非常に賑わったといいます。
(銀座出世地蔵尊縁起より抜粋)

明治から大正、昭和と時代が流れて銀座の街も激変するなか
百貨店の屋上の端っこに追いやられた感も否めないですが
銀座八丁の「守り本尊」として銀座をお守りされている
ありがたいお地蔵様。
初めて拝見した時は「かわいいお顔」と思わず微笑んでしまいました。
イベントなどで行われる「銀座七福神」だけでなく
もっと多くの方にお参りしてほしいと、屋上庭園でくつろいでいる人々を見て、そう思いました。

画像右側にあるお社は「三囲神社(みめぐりじんじゃ)」で
三井家(三越の前身)の守護神として、三越本支店屋上に祀られています。
御神体は墨田区向島の御本社に安置されています。
(三囲神社は別項で取り上げる予定です)

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銀座出世地蔵尊
中央区銀座4-6(銀座三越屋上)
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