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初心忘るべからず

 

皆様こんにちは。

SBI大学院大学の宇野です。

貞観政要の肝でもある初心を忘れず謙虚に過ごすことの大切さを

書きたいと思います。


人間というのは不思議なもので、何か物事を達成していくと、

その事象に慣れてきて、ついぞんざいな行動を取ってしまう事があります。

身近な例ですと、夫婦関係など最たるものではないでしょうか?

結婚式では一生幸せにします、と宣言したのは良いが

その数年後には会話もしないし、

気付けば外食が増え、

帰宅時間が遅くなり、

夕飯も日々質素になっていく。

出逢った頃の初心はどこへ行ったのか?となってしまいます。


社会的には自分の役職や年収が上がり、一定の裁量権を与えられて部下ができ、自分の思い通りに仕事を進められるようになると決まって横柄な態度をとる人間が出てきます。

私は長らく製造業に勤めておりました中で典型的な例を思い出しました。

某大手企業の調達部にいたA氏が最たるものではないかと考えます。

入社当時は真面目な大学院卒の青年であったA氏は、調達部に配属され多くの部品メーカーやベンダーから接待を受ける立場になり、やがて中堅社員として主任のポストを任されました。


その後の彼の豹変ぶりは驚くばかりです。

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当初は、立場の弱い部品ベンダーの営業マンに対して低姿勢で応答していましたが、

十年後は横柄極まりない態度で接するようになり、

「週末のゴルフは何処へ連れていってくれるのか?」

「今日はどこどこに飲みに行きたいなあ」

となどと質問する始末でした。

業種、場面が様々でも、人間というのは初心、すなわち謙虚で素直な気持ちを忘れてしまった時点で、傲慢になり周りの人間から疎まれる存在に急変してしまうのであります。


また、人との接し方以外の部分でも

今まで通りのやり方で慣れてしまうと、その通りで良いのだという

考えに固執し、つい基本動作を忘れがちになってしまします。

スポーツでも同じことが言えると思います。

このような、言い伝えが21世紀の現代でも未だに伝えられているのは、

本当に人間として、大事な事だからなのですね。


初心、を忘れない。

基本を忘れずに、毎回初めての気持ちでと取り組むという姿勢です。

私も、自らを律し、基本に立ち返って生きたいと思います。

その為には先ず健康でなければなりません。

お金にある程度余裕ができると、つい焼肉、お寿司、中華料理など、

美味しいけれどもすぐ痛風になってしまいそうな食事を食べたくなります。

しかし、質素倹約に努め、お野菜、お豆腐、お魚と、日々健康に気を遣う

食事を摂り、適度な運動も行って健康を保つべきであります。

皆様も、初心を忘れないように日々謙虚に過ごしましょう。

それでは今週もお風邪など召されるようご自愛くださいませ。






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