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黄昏時に流れる時間の不思議。
わたしは毎週木曜の夕方、ドラッグストアに行く。
自らその時間を決めて行くので無く、息子の治療院の帰り、息子が必ずポテトチップスを買うのでその付き合いで行く。
ポテトチップスもカタアゲポテトの青の大きいやつ、と決まっていて、それを買うついでに店内をぐるりして日常に必要なものを買い足す。
息子は身体が不自由なので電動車椅子で治療院の帰りにドラッグストアに向かう。
彼もすっかりいい歳なのでひとりで行くか、外出補助の人を頼む事も可能なのだが(いずれそうなるのだが)治療院へ辿り着くにはそのマンションの5段の階段をクリアせねばならないというアトラクションがあり、電動車椅子でも手動車椅子でも、階段昇降は絶対無理なので、階段の下に車椅子を置いて、左手を繋ぎ(右手は麻痺しているので繋げない)その階段を徒歩で登っていく。足にも麻痺があるので介助は相当の技術が要る。私は右手、息子は左手、しっかり繋いで、彼の左手から私の手に伝わってくる情報を拾って彼を立位に持っていき、階段を登り(命懸け)それから治療院迄の数メートルを1歩1歩歩くのを(自力では歩けないので)手を繋ぐだけで介助する。息子の麻痺は、障害者手帳一種一級なので最高ランクであり、おそらくリハビリ専門のPTやSTであっても片手を繋いで歩くという事は非常に難しいと思う。
赤ちゃんの時からずっと身体を触っていて育てた私しか出来ない。手から伝わるバランスの情報は非常に微細ながら、長年の経験でパターンを知っているから片手だけで歩かすことが出来る。と、書きたいのはそこじゃ無くて(説明が長過ぎる)だから、治療院に行くのは外出介助は今のところ頼めないというか、どちらにしろ私しかそれが出来ないから、頼んでも一緒に出掛ける事になるから(治療院に関しては)同じだよねー。って感じになっている。その階段を登る、それから数メートル歩く、終わってからも数メートル歩いて、階段を降りる(これも難易度ウルトラ級)という作業があるのも彼の身体にとってとても大切な時間だと思うので、私も自分が動けるうちは続けていく。
どうしても行けないときは父親が連れて行くがどのように歩かせているかは知らない。男性の方が力があるからまた違う方法だと思う。
と、どんどん話がズレていくな。。笑
今日の書きたいところはそこじゃ無くて、治療後、ドラッグストアに木曜に行くから、毎週ほぼ同じ時間にドラッグストアに辿り着く。
今日はいつもと同じなのに、いつもと違う不思議な気持ちがした。
ドラッグストアの前の駐車場から目の前の道路を見る。
交通量は片側1車線でも車は多く、渋滞は無い。車はどんどん通り過ぎていく。
今日も、(先週は那須だったので行ってないが)先々週も、その前も、その前も、もう何年も、同じ時間に同じ場所に居るせいか、木曜の夕方のその時間にピン📍打ちされている過去が、ずーーーーっと繋がっている感じがした。
と、同時に、来週、再来週、その次の週もずーーーーっと、未来の風景なのに、思い出を見るように未来が線になって繋がっていった。
過去も未来も確かにあって、その場で一直線になっていて、私はその直線の中の「今」に存在していた。
未来のことは分からないというが、何故か繋がってるのが分かった気がした。
ああ、でも、それは永遠には続かない筈だから、見えたのは数ヶ月とか1年とか数年とか、それくらいの単位だと思うけど、定点観測というか(表現が違うかもなー)毎週のルーティンをここまで繰り返すとこんな感覚になるのかな?
未来への時間線みたいなのを感じたのは初だったので、まこと不思議な感覚だった。
いつまでこのルーティンが続くかも謎で、続かなくなったときは、何か起きたときなのであろうが、まだ暫くは続くのだね。分からんけど知らんけど。
って思った夕暮れ。
日が短くなってきたね。
今日はじめて車椅子のライト(自転車に付けるピカピカ点滅するアレ)を点したもんね。
秋の夕方は、ほんと、黄昏時って感じが濃い。
今年は、秋が来る、っていうより、突然冬になるような気がする。
ぜんぜん関係ないけど、昨日は栃木で買ってきた栗を剥いて栗ご飯にした。
美味かった。笑。写真は無い。
写真無いから、栃木の赤い彼岸花と、近所のコミニュティセンターに今咲いてる白の彼岸花を。
彼岸花は知れば知るほど興味深い花だわ。
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毎日良き日に。