Intermission(ほんじつはおやすみ)~秋のしっぽと冬の指先~
そのふたつをシンコペーションで取り持つ朝は突然のひえこみで、暖かい秋に漫然と浸っていた床や壁からそれまでの熱を取り去って、あまつさえ入念な敷き布団を貫通してワタシの体温まで奪う手際のよさ、そんなわけでだろうか、その最中にワタシは眼前を流れる溶岩のなかに知人が少々困ったという風情で立っているというシナリオを仕立てて夢に見ていた、それでも夢の中ワタシはギャーと悲鳴をあげていたが、助けに降りる知人もまた困った風情だがあくまでも無事だから、そのすきに無策な夢での自分に入れ知恵しようと