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適当に選んだ漫画が人生のバイブルになる15の春よ 文庫本をいつもポケットに入れているあの娘ちいさい声しか出さない おしゃれして名画座へゆく坂道の晴れの日も消えない水たまり やだ、絶対、泣かない、と言ったあの夜の自分の意見を大事に大事に あの丘に水族館をつくりたいなにも死なない水族館を
人は人と出会う度に 何かしら種を受け継ぐ そしてまた 次の世代に その種をまくことで 新しい…
ダリアの絵をかいたあとのパレットをみたら、色がとてもきれいだった、それで思い出したこと。…
ラパスのカフェで声を掛けられた。振り返ると女性がふたりこちらに笑顔を向けている。南米へ来て日本語を聞いたのは本当に久しぶりで、気持ちよく声を掛けてくれることに嬉しくなる。聞くとエホバの証人の方々だそうで、日本語での布教をすべくラパスへ来たのだと。そうか、そんな人々もいるのだな。心の隅でそっとがっかりするのを感じた。 外国を旅していると、キリスト教の布教っぷりに感心してしまう。土着の宗教とシンクロしながら人々の心に潜りこむ技は皮肉抜きであっぱれ。ヨーッロッパからアフリカ、中南