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【推し活ELECTRA】サッカーのボランティアスタッフも楽しいと思うよ?

北海道出身の私は、上京する10年前までJリーグ・北海道コンサドーレ札幌のボランティアスタッフを11年間やってました。当時、「コンサドーレ札幌ボランティアスタッフ」のことを頭文字から「CVS」と呼ばれてました。

きっかけは2003年、日韓ワールドカップの翌年に見かけた新聞記事で、「ボランティアスタッフ募集します」という見出しでした。当時、札幌にある某大学の事務職員として仕事をしていて、説明会の会場から近かったこともあって行ってみました。
初めて参加した時は確か裏方のバックヤードの仕事でした。スポンサー様などのお客様がドリンクがほしいと言われたら渡すのが中心でした。その後、車椅子のお客様の案内をしたり、会場の手伝いをしていました。
試合開催日に札幌ドームや厚別競技場へ向かうと「今日はここを担当してください」と指示され、作業に入ってました。

ボランティアスタッフは年齢も幅広く、いつも楽しく会話をしていました。仕事もそうだけど、ちょっとした雑談も。ただ、あの頃は20代だった私はまだまだ下の方で、すでに子どもさんが独立された年代の人もいました。
試合の結果は2003年だったので、思うように勝てなかった時期。サポーターとしてはストレスが溜まってたかもしれないけど、ボランティアスタッフとしては充実した1年でした。
そして、年末の懇親会では「来年もやるでしょ?」と先輩方に言われて、「うーん…どうしようかな?」と迷っていたら「私もやるから来年も一緒にやろう!」と誘われて翌年も更新。そして、開幕戦の頃になってボランティアスタッフとして入ると、あのときの先輩方がいたり…その繰り返しが11年も続きました。
途中、仕事が忙しくて更新を断念したこともありましたが、続けていてすごく楽しい11年間だったなと思いました。

この間に新しい仲間も入ってきて、そのうちの数名が未だに付き合いがあります。あのとき、私を11年間誘い続けた先輩も付き合いがあります。今は上京したのでなかなか会うことはないけど、SNS越しで元気かな?と感じることがしばしばです。
そして、札幌ドームの景色が見られると「お、頑張ってるな」と思ってしまいます。

10年目のボランティアスタッフをしていた時、年末の懇親会で「勤続者おめでとう」ということで表彰されました。その時の社長は今のチェアマンです(実話)あの時、ボランティアスタッフを続けてきてよかったと思ってました。

たまたまコンサドーレ札幌のホームページを見ていたら、CVSも変わったようです。

㈱コンサドーレのグループ会社・㈱まちのミライでは、各種スポーツ・文化芸術活動の支援組織「まちのミライ・サポーティングスタッフ(MSS)」を発足させました。
1998年からクラブを支えてきたコンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)の活動実績・経験を活かし、「まちのミライ・サポーティングスタッフ」の活動第1弾として、サッカーJ1リーグ・北海道コンサドーレ札幌の2024年シーズン・ホームゲームの運営補助に取り組んでおります。

https://www.consadole-sapporo.jp/news/2024/07/10529/

あの時にやってきた経験を活かしながら、東京マラソンのボランティアスタッフを2回経験しました。スポーツボランティアというのは、しんどい思いもあるけど(朝早いとか色々)、得るものも大きいと思っています。東京オリンピックのボランティアスタッフをやりたかったけど、タイミングが合わなくて出来ませんでした。でも、後からラジオで住吉美紀さん(ラジオパーソナリティで元NHKアナウンサー)がボランティアスタッフをされてたという話を聞いて、すごく羨ましかったという記憶があります。

上京してこの夏で10年目を迎えました。私の住む川崎市でもJリーグ・川崎フロンターレにボランティアスタッフがいるそうですが、まだ挑戦したことがないです。いつか…と思っているのですが、応援している方が好きなので当分先になりそうです(よく「ボランティアスタッフって、無料で試合が見られるでしょ?」という人もいますが、冗談じゃないです!)

スタジアムに行くと、統一された色のビブスやジャンバーを着ているスタッフを見かけるかもしれません。彼らはもしかしたら、ボランティアスタッフなのかもしれません。どうか、心のなかでいいので応援してあげてください。
チームによっては高齢化が進んでるところもあるかもしれませんので、若い世代が入ってくれるともっと嬉しくなるところもあるかと思います。