【推し活】傾向と対策
子どもの頃から、ハマるキャラや選手の傾向は変わらないらしい。
私の場合、王道の王子様タイプより頭の良いタイプを好んだ。IQが高けりゃそれなりのストライクゾーンが狭まった。
セーラームーンでいうと、セーラーマーキュリーこと水野亜美みたいなタイプなのかもしれない(確かIQ300だっけ?)
大河ドラマだと『軍師官兵衛』が好きだったし(そもそも岡田准一氏の演技が好き)、真剣に見ていたら黒田官兵衛という登場人物が更に気になったかもしれないけど……とにかく頭のいい人間が好きだった。
推しに関してもこのようなタイプを好んだ。
学力的なものもそうだけど、その競技に関してのIQが高ければストライクゾーンにハマった。
そもそもサッカーにハマったのは、2002年の日韓ワールドカップで主将だった宮本恒靖氏(JFAの次期会長という噂もあるあの方です……)からで彼の頭の良さにひかれたのがきっかけだった。ワールドカップではそれほどでもなかったが、2004年のアジアカップでのPK途中変更での対応が印象的だった(多分わかる人はわかるアレです)
その後、地元・北海道でサッカーを見ることが多かったが、なかなかあのようなタイプの選手に出会うことはなかった。アウェイで宮本氏を見ることもなく、年月だけが流れた。
その後ハマったのは、当時サンフレッチェ広島に在籍していた佐藤寿人氏だった。体格は小さい(公称170センチ)ながらもゴールを貪欲に狙う姿勢に惹かれた。そして、サッカーに関しての頭の良さや発言などを聞いていて、「多分、広島におったらハマるわ」と思った通りになった。
何回か見に行くこともあったけど、広島から名古屋、そしてプロスタートを始めた千葉で引退した頃になって見る機会がなくしてしまった。
上京してからは、近くに川崎フロンターレの選手たちが練習している麻生グラウンドがあったこともあり、週に1回は通うようになった。以前からフロンターレには興味があって(当時扱われたサッカーメディアなどの影響で)、なおかつファンサービスなどが良すぎてあっさり沼落ちしたのは言うまでもなかった。
最初は別の選手にハマってた。頭の良さ云々よりパーツ萌えだったと思う。その後移籍をしてしまったので、しばらくは箱推しという形を取っていたが筑波大学を卒業したての三笘薫選手が気になって、応援するようになった。もともとフロンターレユースの出身で、トップ昇格も打診されたがそれを断って大学に進んだという経歴を持つ。筑波大学は前述の別の選手の母校でもあったので(はい、ここで誰のことか心のなかで突っ込んでください)、偶然かなって思った。勢いでユニを買って、3シーズン着回していた。コロナ禍もあってファンサービスを受けることが出来なかったが、三笘選手は私にとって魅力的な選手だったと思っている。
三笘選手が海外に移籍してから、サッカーをじっくり見る回数が減った。ホームゲームをフル出場することが出来なくて、半年ほど自宅観戦の日が続いた。2023年は春にホーム湘南戦に友達と行ったきり。移籍情報もほとんどわからない状態で見に行っていた。
夏になって「久しぶりにサッカーを見よう」と思って、等々力に向かった。その時にサイドバッグでプレーしている選手が気になった。誰かわからず、ただただ気になっていた。その後、何度か足を運ぶうちに名前を覚えた。
背番号30の、瀬川祐輔選手だった。
気になると、頭の中がぐるぐるする傾向があるのでどんな人か気になった。もともと名前だけは知っていたし、以前所属していたチームも知ってた。その時は、前線でプレーするタイプというイメージがあった。なぜサイドバックだったのか覚えていないが、この辺は鬼木監督のことだから我々の先を考えたかもしれない。
麻生グラウンドで練習を見るようになって少しずつわかった。私の好みである「頭のいい」選手だった。サッカーに関してだけではなく、それ以外の面での頭の良さが更に拍車をかけた。記事などを読んで好きになった。これまでの選手みたいに日本代表などにはなっていないが、彼がプレーするとワクワクしていた。ファンサービスもよくて、更に好きになった。
……あっさり沼落ちしたのは言うまでもなく。
過去に贔屓だった選手を知る友人知人は、この件に関していうとびっくりされる。どうも「縁の下の力持ち」タイプを好むと思っていたからだ。瀬川選手だと派手なイメージを持つらしく、私が沼落ちするとは思えなかったそうな。
ちなみに同じフロンターレの選手だと、瀬古樹選手もストライクゾーンにある。瀬古選手の場合だとパーツ萌えも影響しているといえよう。それに関しては後日、ということで。
傾向はわかったので対策は……ということですが、今のところ沼落ちするしか救いようがないです(苦笑)
ただわかるのは、頭のいい選手は好きです……ということ。