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学生の時以来英語を忘れかけていた私が、Duolingoを100日間やりこんでみた
1 、 Duolingoを始めたきっかけ
Duolingoを始めたのは、今年の夏に統合失調症を発症し、療養中とはいえ時間があるから何か始めたいなと思い立って始めたのがきっかけだ。
英語を学ぶ目的は、たまに聞く洋楽の歌詞や洋画の台詞が少しでも聞き取れたら楽しいだろうな〜という願望。
あとは、駅で外国人の方に道を聞かれた時などにちゃんと答えられるようになったらちょっと嬉しい。
元々英語というか言語を学ぶこと自体が割と好きで、英語を日本語にしたり日本語から英語にするといった作業がなんとなく楽しく感じるタイプだ。
統合失調症のリハビリには脳トレみたいなことが使われていることがあるし、自分の脳にも何かしら良い影響を与えてくれそうだと思って続けている。
実は高校生の時に英検準一級まで取ったことがあるのだが、その時にたくさん覚えた単語も文法も時間が経った今となってはすっかり忘れてしまっている。あの時勉強した英語を思い出したいなと思ったのも始めた理由の一つ。
ただし得意だったのはリーディングで、リスニングやスピーキングは苦手という典型的な日本人なのだが、このDuolingoはスピーキングもリスニングも程よく出題されるから良いなと思う。
現在私は療養中なので、つまり日中の時間が有り余っているため、毎日Duolingoを2〜30分程度やっている。それを100日間続けたということで、一区切りとして記事にしてみた。
Duolingoは、学ぶ箇所がセクションとユニットで区切られていて、英語力のスコアがCEFR(セファール ヨーロッパ言語共通参照枠)という基準に則って示される。これは、英語能力の国際基準で、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に等級が分かれている。
https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/4skills/about/cefr
100日間続けた結果、現在はセクション3まで進み、スコアは最近上級A1レベルになった。
2 、 やってみて思ったこと
Duolingoのレッスン内容は進みがとても遅いという意見を目にしたことがあるが、どちらかというと英語力をつけるというよりも毎日英語を聞いて話すこと自体に重きが置かれているのだろうなと思う。
英語に触れるという習慣をつけること、そして続けることに関してDuolingoは工夫を凝らしている。通知やミッションなど、あの手この手で呼びかけてくるのが面白い。
ウィジェットを追加していると、ホーム画面やロック画面にも継続日数が表示されるので、モチベーションになる。
あとは、単純な一問一答だけでなくちょっとしたストーリーになっている問題や、ラジオを聴く形式の問題、最近追加されたアドベンチャーゲーム形式の問題もあったりして、やっていて飽きにくい形になっていると思う。
実際にDuolingoを使っていて良いなと思ったのは、義務教育で学ぶような英語の学習方法ではなく、英語話者が学ぶような順番で学ぶという形式になっていること。
確かに、実際に話せるようになることを目的とするならこのやり方の方が効率的だろうなとやりながら感じていた。日常会話が多いから、実用性も高そうだなと思う。
ただし、自分が義務教育までの英語を学んだ記憶があるからやりやすいんだろうなとも思った。例えば「英語で自分の名前を言う」とか、それくらいの基礎英語を知っているからついていけているのであって、初めて英語を学ぶ人がいきなりDuolingoをやったとしたらそれなりに大変そうだなと思ってしまう。内容の感想はそんな感じ。
3 、 100日間やりこんでみた結果
※ 以下、リーグ要素のネタバレあり
・リーグ、トーナメント
Duolingoには、毎週ランダムに参加するリーグというものがある。毎日問題を解くと貯まるポイント数(XP)を、1週間でどれだけ稼いだかによってランキングが決まるシステム。そして、上位者は次のリーグに進めるというものだ。
毎日2〜30分もやっているとポイント数が地味に貯まるので、自然とランキングの上位を目指すのが目標になった。
リーグは自分が所属しているところまでしかわからないので、さらに上位のリーグは自分が実際に上がるまではなんというリーグ名なのかわからない。次のリーグ名がわからないという若干のわくわく感もあって、毎日XPを稼ぐ日々。次々とリーグを昇格していった。
そして、一番上のダイヤモンドリーグに到達した。リーグのトロフィーアイコンは10個しか表示されていなかったので、ここが一番上のリーグだった。しかし、次の週になると更に上の段階があって驚いた。
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どうやら、ダイヤモンドリーグに上がってもまだトーナメントがあるらしい。ここまで来ると、毎日時間をかけてDuolingoに取り組んでいる人が多いのだろう。
・無課金攻略
ちなみに私は課金しておらず、毎回挟まれるCMを見ながら英語を学んでいる。また、無課金だとハートで示される体力が5個までと決まっているので、間違える度に体力を失っていく。それが地味に制約になるので、なるべく間違えないように見直しつつ解答していく。
私がやっていたのは、まず毎日のデイリークエストを三つクリアすること。ここまでで15分〜20分くらいかかるのだが、3つの項目をクリアすると数十分間もらえるポイント(XP)が3倍になるボーナスがある。そこで、なるべくその時間をフルに使ってポイントを稼いでいく。
そこまでで体力が0になった場合は、問題を解いたり広告を見たりして体力を回復しながら取り組む。
そして、朝や夜にレッスンすると入手できる「早起き宝箱」や「夜ふかし宝箱」がある場合はそれも活用しながら進める。
結局のところ、2〜30分くらい時間をかけるというのがたどりついた結論だ。
こんな調子で毎日やりこんでいたら、学習者全体の上位2%にランクインしたという通知が来た。
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時間が有り余っている今だからこそもらえた称号だと思うが、ちょっと嬉しい。記念にもらっておこう。
・私の勉強法
Duolingo の各ユニットページには、重要なフレーズをまとめたページがある。
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右上にあるノートのようなアイコンをタップすると、そのユニットで学ぶ重要なフレーズのまとめが表示される。
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私はユニットが終わるごとに、この重要なフレーズとその和訳をノートに書き写している。
ユニットをどんどん進めていくだけでなく、ノートにまとめを書くことでより記憶に定着するような気がする。
・100日連続記録
そんなこんなで、Duolingo のレッスン連続記録が100日を突破していた。
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・ダイヤモンドトーナメント入賞
今までに書いたような勉強法で、こつこつ毎日アプリを開いていたら、最終的にダイヤモンドトーナメントで入賞することができた…!!
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ここまでくると、これ以上先には何もないのでやりきった感がある。
4、 まとめ
100日間Duolingo をやりこんだ結果、少なくとも毎日英語に触れるという習慣はできた。
これからは、更に上を目指すというわけにはいかないが、毎日続けて連続記録を維持していきたいと思う。
数をこなすのではなく、一つひとつのレッスンを丁寧にやっていくのもいいかもしれない。
この後の話なのだが、ここまでやったのはいいものの一度ダイヤモンドトーナメントで入賞までしてしまうと目標がなくなってしまい、以前ほどやりこまなくなってしまった。
ここから先のモチベーションの維持も課題かもしれない。