医学部入試・医学部学士編入試験における志望理由書の書き方
医学部学士編入試験の願書を提出する際に、志望理由書を提出することが多い。
私のこれまでの経験から、特に学士編入試験においては、この志望理由書がかなり重要になると考えている。
しかしながら、書き慣れていない人にとっては、なかなか難しいことだろう。
この投稿では、私の考える書き方を、これまでに添削した実例も一部交えて、紹介していく。
1. 志望理由書とは
医学部における志望理由書とは、医学部→職業:医師となることがほとんであることから、就活におけるESのようなものと考えて良いだろう。それ故、共通する点は多い。
就活におけるESと同様、事前に提出する志望理由書などの書類を元に面接が行われることから、筆記試験に気を取られるあまり、ここを疎かにすると合格は遠のく。
また、「自己PR」「志望動機」「将来像」などの質問は医学部受験においても定番である。書き方も就活でトレーニングした人であれば、それが活きる。
私が作成する際に留意していることの1つは、「自己PR」「志望動機」「将来像」を繋げることである。
例えば、志望理由書を研究という軸で書く場合、
「自己PR:研究で培った⚫︎⚫︎という力は、■■などの臨床現場でも発揮できる」→
「志望動機:研究を行う過程で、▲▲に興味を持ち、▲▲が関わる疾患があることを知った。▲▲の研究を主導的に行なっていく上で、臨床経験は重要であると考え、貴校を志望する」→
「将来像:▲▲の研究を主導して行い、研究結果を臨床の現場に還元することで社会に貢献していきたい」
といったように、それぞれに繋がれば、"敢えて現在の道を捨てて受験する受験者像"が明確になる。
志望理由書の読者である面接官、教授陣は忙しい。
おそらくは面接直前あるいは、面接中に志望理由書を読み、面接を行う。
以上から、澱みなく読めて、理解しやすい内容になるよう心がける必要がある。
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