輪の中にいると「アイドル」になる不思議
「今年は、全学年ダンスだったね」
昨日は長男の通う小学校の運動会だった。
去年よりも全体的に競技の数が減り、更には「表現」と言うジャンルの種目が目立った。
殆どの学年が、スカーフ、センス、フラッグなどを振って「魅せる」方へ向かっている。
あれ?
自分が小学生の頃って、こんな感じだったっけ??
午後2時か3時頃まで運動会をしていた記憶がある。
他に、一体何をしていたんだっけ?
「体育感」の薄さ
noteには運動会と書いているけど、実際には「スポーツフェスティバル」という名称のイベントだった。
だからなのか「体育感」がとっても薄い。
振り返れば、私が小学生だった頃はもっと泥臭い雰囲気だった。
まず、シンプルに「走る」競技は全学年あった気がする。
1~4年生は徒競走、5・6年はリレーとかだった様な?
私は走るのが苦手で、ほぼ毎年ビリだったので親にいつもイジられていた←酷い(笑)
それで低学年だけがダンス、中学年以上は玉入れ、綱引き、大玉転がし、騎馬戦なんかもあった。
そして何と言っても6年生は組み立て体操。
私は背が高かったので、常に下の担当で「耐える競技」だった。
競技を振り返ると、体育が苦手な人にとっては全体的に「辛いラインナップ」だ(笑)
そして謎の「応援合戦」なんてモノもあった。
これも「目立つ6年生」の魅せ場だった。
うーん、振り返ると5・6年生の練習とか凄く大変だっただろうな。
ダンスも大変だよね
前述の通り、今年は全学年が「ダンス」だった。
屋外での活動なので、昔の様に「大玉転がし」「組み立て体操」「騎馬戦」等をすると怪我に繋がりそうだ。
だから「ダンス」という安全そうな種目に辿り着くのかな?
でも、ダンスって先生は結構大変ではないだろうか?
子供に教える時に、後ろ姿で教えるか、正面を向いて教えるか…の2パターンを暗記する必要がある。
更に、対面で教える時に「右手!」と言いながら左手を上げる…等、かなり高度な技術を要する気がする。
ダンスは単純な振り付け以外にも、立ち位置、移動、息を合わせる…等、練習時間も長くなりそうだ。
それに、中学年以上になると男の子は特に「こんなの恥ずかしい」とか言い出しそうじゃない?
でも、昨日見ていた限りはそんなに嫌がったり恥ずかしがっている様子の子はいなかった。
そもそも「嫌がっている子」は、参加してないのか??
私は小学校6年間ずーっと「体育」が苦手な子供だったので、徒競走が毎年嫌だと思っていたけど。
今は「リズム感がない」「踊るのが苦手」という子が、運動会を憂鬱に思うのだろうか?
輪の中にいるとアイドルになる不思議
あれこれ考えたものの、運動会そのものはとても楽しかった。
家で何度もダンスの練習をしてきた。
そのダンスを無事に本番で披露できたという事実だけで、ホッとする。
それにしても、運動会や発表会って本当に不思議。
普段家の中で、散々見てきた「我が子」なのに。
ダンスだって、別に友達と「創作ダンス」をするワケではなく、各自の持ち場で「家で見たのと同じダンス」を披露しているだけで、何ら変わりがない。
それなのに事前に立ち位置を確認して、何競技も前から「良い場所」で待機して、必死に撮影する。
そう。
校庭で、友達の輪の中にいるだけで我が子が急にアイドルになったみたい(笑)
毎回必死になって撮影するものの、ふと我に返った瞬間に笑えてくる。
これぞ、「行事マジック」な気がする。
最後まで楽しめる運動会
運動会終了後は、私も夫も後片付けのお手伝いをした。
夫婦2人ともお手伝いをしていたので、結局子供2人もお手伝いに参加して、家族総出だった(笑)
前日に頑張って組み立てたテントの骨、大玉、玉入れのネット、あらゆる道具を倉庫へ運ぶ。
大人に混ざって長男も「鉄の棒」を持って歩いていたので、我が子ながら私よりも力持ちで笑ってしまった。
先生も保護者も混ざって、前日の準備をして、当日の片づけもする。
それがとても楽しかった。
今日も有難うございました。