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お正月レバーアタック

おれのことは摩撫甲介と読んでくれ。この前改名した。「まぶ」だからな。
上の記事のアンサーを書こうと思う。どこの店もやってないから、やることなくて呑んだ酒の勢いで書いている。上のヘッダはAIで作った。

エルロイとダイナー読んでくれたのですか。ありがたい。
エルロイはほぼホワイト・ジャズしか読んでないけどオススメ。文体の電文体がリズミカルでよく馴染む。直木賞作家の馳星周の愛読書だとか。
ダイナーの続編はこちらから(最終更新2019年)


平山夢明の新刊が出た。ありがたい。

中身は「小説宝石」に2011年、2017~2022までに連載されたイエロートラッシュ・ブラックコメディな連作短編だ。最近は「あむんぜん」くらいから悲惨コメディ路線に乗っかっている作者だが、おれは「横ユニバーサルメルカトル」「ミサイルマン」くらいの鬼畜路線が好きなのだ。とはいえ平山の真骨頂である一人称語りを盛り上げる独特な比喩とトンだキャラ同士の会話は健在なので、暑さ3センチもの単行本を出されたら頭を垂れるしかないである。

予備知識がなくても十分面白いんですが、”ダイナー”を読了した後だとどこか似たような空気が伝わってきて更に面白い。あーなるほど、これが摩撫さんのルーツの一つなのかと興味深く思いながら読ませていただきました。ありがとうございます。
 こんだけ書いて「いや、この作品のルーツはそこじゃない」と言われたらどうしよう。どうもできねえけど。

そうなのだ。そこじゃないのだ。
これを書いているときは馳星周を参考にしてたように思います。
腹の底で策を巡らせながらうまく立ち回ろうとする悪人主人公を書こうとするも、結果はつまらなかったので失敗だったのだが……
参考書籍

ラストでどういうわけか大藪春彦がインストールされるんだよなこの作品

 それこそ今回読んだ藤沢周平なんか、ほぼ全部ノワールだったんですよ。武士が仇討ちや追手に追われて切った張っただの、博打打ちがバレたら叩き殺される局面でイカサマに及んでどうのこうのだの、やってる事が完全にノワールのそれ。舞台が江戸かアメリカかだけの違いでしかない。まさか事前に読んでたエルロイが時代劇の理解に役立つとは思わなかった。

これは気になる文面。
未読の作家なので、今度古本で買ってみようか、藤沢周平。

面白かった。三元牌がクリスマスカラーという着眼点、更にひねりを加えて着地点を変えてきた。麻雀無経験者にも優しいだろうルール説明。素晴らしい!

ヘッダ画像がエルロイと藤沢だけだと思わせておいて、ブコウスキーとマンシェットも並んでるのは唸りましたね。
ブコウスキーは入手困難だった「ポスト・オフィス」が「郵便局」と名を変えて光文社古典新訳文庫から発売中なのでオススメだ。翻訳は「勝手に生きろ!」を訳した都甲幸治だ。

今日はこのへんで。

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