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怒ってしまったあとは

子供が癇癪を起こしたり、怒って泣いているとき、「そっか。〇〇が嫌だったんだね。本当はこうしたかったんだね。」と共感した方がいいというのは、最近よく言われるようになりました。

共感してあげて子供が安心すれば、子供が自分で気持ちを切り替えることができる。というのは多くの親御さんが実感してることでしょう。

そしてこれは、親にも言えることだと思います。大人の怒りと子供の癇癪ってだいたい一緒です。自分が嫌だという気持ちをわかってもらいたいだけです。

子供にカッとなって怒ってしまったあと、「怒ってしまった」と後悔する。で終わらずに、「怒って子供を傷つけてしまったの辛いね、でも、〇〇されて嫌だったんだよね。悲しかったんだよね」と自分に寄り添ってあげるとホッと安心します。

自分がホッとすると頭が冷静になって「子供がやってたことも悪くないかも」と気持ちが切り替わったりします。

この自分に共感するのをすっとばすと、「子供が間違っているから怒ったんだ」と自分の怒りを正当化したり、「子供を怒ってしまうなんて」と自分の行動を責めてしまいます。

小さい子供は「ママ(パパ)も悲しかったんだよね」とは言ってくれませんから、大人は自分で自分に共感してあげるしかないんです。

というのもさっき、一緒にスーパーカブの模型を組み立てていたんですが、パーツをバラバラにされて「やめて!もう!だから一緒にやりたくなかったのよ」って怒ってしまったんです。

息子は気にしてない様子だったんですが、なんだか怒ってしまったことに罪悪感を持ってる自分に気がつきました。

そのとき頭の中にあったのは「対象年齢じゃないからうまくできないのは当たり前なのに、怒ってしまった」「息子は悪くないのに」みたいな思考でした。私はこういうとき自分を責めるタイプなんです。

その後、「怒って傷つけたかもって不安だね。でも、嫌だったんだよね、なくなっちゃうかもって不安になったんだよね。完成したものを見せて喜んでほしかったんだよね。」と自分に共感したら、なんか安心して、「ま、いっか。息子も遊びたかったんだろうし、また気が向いたら一緒にやろうって誘ってみよう。」と気持ちが変わりました。

自分が安心してないと子供に共感するのって難しいと思うので、子供に共感できないときは、まずは自分の不安や悲しさに共感した方が楽だなーと思いました。