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「ノーサイド・ゲーム」by 池井戸潤

2019年TBSで大泉洋主演でドラマ化されたが、どういう訳かそのドラマを見ていなかったので、この小説のストーリーは全く知らずにこの本を読んだ。

池井戸潤さんの小説はエンターテイメント性に優れているので、読み易く最後はハッピーエンドに終わるので、安心してストーリーに没入できる。

単なるラグビーというスポーツ物語というより、企業小説で、そこで働くビジネスパーソンに勇気を与える内容となっている。小説の中で、主人公がラグビー部存続を心配する部員を前に、ジェネラルマネージャーとして話す内容に感動した。

それは、「我々に必要なのは、変化する環境に対応し、そして常に逆境を乗り越える精神力なんだ。どんな状況だろうと負けない気持ちの強さだ」という言葉である。

2019年というのは、まだコロナが発生する前ではあるが、何が発生するかわからない環境に如何に対応するか、そしてそのための精神力の大切さを今特に感じる。

この本の評価自体は既に出ているが、やはり面白かった。評価は5/5です。


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