見出し画像

「定年後の壁」by 江上 剛

「定年後」という枕詞が付いた本を何冊読んだのだろうか?今回は、副題の「稼げる60代」という言葉に釣られて買った感があるが、内容的にはあまり「稼ぐ」という切り口はなかった。

具体的には、仕事、お金、家庭、友人、健康というこの手の本の定番の項目で筆者の考えが述べられている。「定年後が本当の幸せ」というようなかなり前向きな本が多い気がするが、この本は各項目についてかなり現実を直視した内容になっている。

筆者は定年後は決してバラ色ではないと言い切っているが、同時に個人の考え方によってエンジョイできるので、あまりいろいろ考えずにまずは動いてみることが大切だと説く。

確かに、いろいろ難しい問題もあるだろうが、自分の人生なのでウジウジしていても仕方がない、思い切ってやることがいつの年代でも必要ではないかと思う。

評価は、5/5です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?