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「戦略の要諦」by リチャード・P・ルメルト
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著者は、戦略論の世界的権威で、現在はUCLAのビジネススクールの名誉教授である。過去の著書で、「良い戦略、悪い戦略」がベストセラーになったらしいが、自分は読んでいない。
この本の帯に書いているように、今流行りのミッション、パーパスを作成したから正しい戦略ができるというものではないと言い切っている。
この本は500ページを超えるが、内容的には論理が明確で、その理論を具体的な例で解説しているので、読み易い。
著者が言いたいことは、「企業の成長のために阻害している最重要ポイントを見つけ出し、今保有しているリソースや能力で解決可能なものを選別の上、短期間で集中的に対応するというのが、正しい戦略である」ということである。
非常に単純化されてはいるが、しっかり腹落ちした。
本の評価は、5/5です。