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「60歳のトリセツ」by 黒川伊保子
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これまでいくつかの「トリセツ」シリーズを書いてきてベストセラーになっている著者が今回は本人の年齢でもある60歳台のトリセツを書いた。
60歳を過ぎたら、これまで縛られていた「若さ」「記憶力」「子供」「老い」への思いから自分を解放し、本来の自分を取り戻しつつ、人生の後半をエンジョイしようという内容である。
著者は脳科学者のため、人の脳の発達や男女の仲に関する知見はこれまでの「老人物」にない中身で面白かった。
この本の中で、男女の性格を違いを説明するところで、夫が「おかずはこれだけ」と妻に聞くと、妻は「これだけしかないのか!」と受け取りがちだが、夫としては単におかずの量に合わせてごはんの量を考えているだけ、というように男女の考え方のすれ違いがあると書かれている。
実は、我が家でも同じことが起きていて、妻から「おかずはこれだけか?と絶対言わないで欲しい」と厳しく注意されているが、この本を読んで、こうした会話は自分だけじゃなかったと少しほっとした。
いずれにしても60歳を過ぎたら気楽に人生をエンジョイしたいものだ。
本の評価は5/5です。