「我が身を守る法律知識」by 瀬木比呂志
著者は、25年間裁判官を務め、その後2012年に明治大学の教授に転身されている。
この本は、我々一般市民が知っておくべき基本的な法律の知識を、自ら出会うかもしれない交通事故、相続、離婚、不動産、痴漢冤罪等について解説したものである。
確かに実際そういうことを経験する可能性は十分考えられるので、興味深く読むことができた。
不動産取引における法的知識は、仕事において必要だったので、少しはリタラシーはあるのではないかと思っている。
離婚も身内が経験したので、慰謝料は2~3百万程度が相場だと知っていたし、家庭裁判所での調停がどのように行われるのかもわかった。どの家庭裁判所での調停が行われるかだが、それは調停を受ける側の家庭裁判所であるが、最近は調停を申し出た側が遠方の場合、近くの家庭裁判所の電話で、相手の家庭裁判所の調停委員からのヒアリングを受けることができ、時間的・金銭的コストが軽減されている。
今年は相続についても、遺言書を作成するしない、遺産分割協議書の作成の仕方等いろいろ勉強させてもらったが、やはり法律の知識は非常に重要だと感じた。
本の評価は、5/5です。