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「ニューヨーク、雨でも傘をさすのは私の自由」by 仁平 綾

著者が主人と9年間暮らしたニューヨーク・マンハッタン、特にブルックリン界隈での出来事を記録した本で、ニューヨークでの暮らしやニューヨークという街の特質がよく描かれていると思う。

自分はニューヨークには仕事で何度か行っているが、同じ大都会でもロンドンやパリと比べると他にないバイタリティの強さを感じる街だと思う。一度1か月くらい滞在したことがあるが、当時も物価は高くて、外食はたまにしかできなかったので、食事はスーパーで総菜とビールを買ってきて、それを長期滞在用のホテルの部屋で食べていた。

その時の楽しみは、ブロードウェイで本場のミュージカルを観ることだった。ネットでチケットを購入し、事前に劇場の売り場にいって現物を入手していた。客はだいたい観光客で、外国人または地方から出てきたアメリカ人だった。その時観たのは、ママ・ミア、シカゴ、オペラ座の怪人という定番と言われるもので、非常に楽しかった。

昨日、Amazon Primeで購入した、アメリカTVドラマの「AND JUST LIKE THAT」という、「SEX AND CITY」の続編のドラマを観ていたが、ニューヨークの街並みが出てきて本当に懐かしかった。

この本の表紙に書いているように、「読んで旅する」ことで、ニューヨークの街に行って、暮らした気分になった。

評価は、5/5です。

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