「忘れる読書」by 落合陽一
この本の表紙に、「デジタル時代の真の教養を身につける本の読み方」と書かれているが、実際本を読んでみると、わざわざ「デジタル時代」と付けなくてもいいような気がした。
要は、「教養を身につけるために、どのように本を読んで、その本から何を学ぶか、何を得るか」について、著者自身の好きな本を紹介しながら論理を展開している。
自分は、問題解決するためのフレームワークに関する本をいくつか読んでいるので、この本の第3章「本で思考のフレームワークを磨け」のところは、頭にすうと入ってきたが、第5章「日本と我々を更新する読書」については、自分自身があまり興味がない分野だということもあって、よく理解できなかった。
著者は、テレビや雑誌に引っ張りだこの有名人だが、作家の落合信彦氏の息子さんとは知らなかった。
本の評価は、4.5/5です。