「キャンティ物語」by 野地秩嘉
六本木の伝説的なイタリアレストラン「キャンティ」のオーナーである川添浩史・梶子夫妻とキャンティに集まる文化人や芸能人を描いたノンフィクション物語である。
どうしてこの本を読もうと思ったかというと、先日鈴木保奈美さんの番組に出演した麻布競馬場さんがこの本が大好きと言ってたのと、キャンティの名前は昔聞いたことがあったので興味が沸いたため。
この本の内容は、戦前から始まるが、メインは戦後の1960年にキャンティが開店してからで、キャンティに文化人達が集まる状況と、オーナーの川添氏の活躍が記載されている。ここで書かれていることは自分の小学・中学時代に当たり、必ずしも記憶が鮮明ではないが、なんとなく懐かしい内容が多かった。
このキャンティというレストランは、今も営業を続けているのはうれしい。今は初代のお孫さんがオーナーとして頑張っておられるらしい。一度東京へ行ったら食べに行ってみたいなあと思う。
本は、1950~1970代の東京がなつかしく感じることができ、読んでよかったと思う。評価は、5/5です。