「なれのはて」by 加藤シゲアキ
この本は直木賞の候補になったが、残念ながら賞の獲得にはならなかった。前評判が良かったので、直木賞の確定前に購入していた。
400ページを超える長編だが、ミステリー調の物語となっていることもあって、あっという間に読み終えることができた。
結果が分かっているからではあるが、この本で直木賞かと言えば、もう一歩だという気がしなくもない。それでも十分読ませる内容となっており、もうタレントが書いた小説というレベルは卒業しているような気がする。
直木賞の審査委員の林真理子さんが述べていたように、「次回の作品が期待される」のは間違いないと思った。
評価は、自分なりに面白かったので、5/5とします。