見出し画像

「マッキンゼー 価値を創るM&A」by マッキンゼー・アンド・カンパニー

M&Aに関する本は限りなく出されていて、自分もそのいくつかを読んできたが、この本はM&Aのテクニカル面より、マネジメント層がM&Aを成功されるために何が必要かという点に焦点を当てて書かれた本で、非常に参考になった。

この本の重要なメッセージは、「組織能力としてのM&A」ということで、M&Aを成功させるにはそれに見合う組織能力が必要であるということで、その組織能力が備わっていないと間違いなくM&Aは失敗するということである。

内容的には、以下の目次になっている。
第1章 M&Aの原則
第2章 戦略策定からソーシングの組織能力構築
第3章 ディール実行段階の意思決定
第4章 PMI(買収後統合)
第5章 ガバナンス

それぞれの項目は、中身が濃い内容となっており、M&Aに関わる人間は一読するに値する本だと思う。一度読むだけでなく、最低もう一度は読み直さなくては、と思うような本だと思う。

評価は、間違いなく5/5です。


いいなと思ったら応援しよう!