「地面師たち」by 新庄 耕
Netflixのドラマを観る前に、原作を読んでおこうと思って、この本を読んだ。本の中心は、有名な積水ハウスが騙された事件であるが、その内容の記述が少し物足りないなあと思って読み終えた。
原作を読んだので、いよいよNetflixのドラマ7作を観ることになった。ドラマの方が、迫力があると同時に気持ち悪くなる場面も多かったが、小説より良くできているのではないかと思った。
小説の文庫本の最後の解説で、ドラマプロデュサーの大根 仁氏がこの本をドラマ化したいが、「内容的にテレビも映画も難しいのではないか」とみんなに言われる、と書いている。今回Netflixでドラマ化したのが、その大根 仁氏なので、念願かなったという訳である。そういう意味で、大根氏の熱意がドラマには良く表れていたと思う。
本の評価は、ちょっとおまけで、ドラマの加点もあり、5/5にします。