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それでも「書く」をやっていく


カスの睡眠

こういう状態で書いているので、まともな文になるかどうかはわからない。

短歌

3月は父親が死んだりなんかいろいろあって、4月はそれに伴うなんかいろいろに忙殺されて、5月上旬に四十九日が終わってひと区切りがついた。それについてここに何か書き残すつもりはなくて、そっちのほうは短歌という形にして、7月に〆切がある第7回笹井宏之賞に向けてアップを始めている段階というか、すでに80首ぐらいは作ってあるんだけども、まるで笹井賞の域に達していないので、ブラッシュアップは必須であり、ある種その副産物として生まれた歌を第2回カクヨム短歌・俳句コンテストに投げることにした。

20首連作部門

1首部門

正直に申し上げて、現状、笹井賞に残してある歌よりも、特に20首連作部門に出した連作のほうが手応えを感じる歌が多い。

電池切れそうなスマホで我爱你ウォアイニ フィレオフィッシュを食べている夜

地味な歌だし、もっと「上手く」歌えたと思える歌は他にあるし、数少ない反応から見ても、この歌がまったく注目されていないことがわかるが、私はこういう歌が詠みたくて短歌をやっているのだ。

短歌に関してはもうひとつ、

いつ出るのかマジでよくわからないんだけど、初めて人様の同人誌に寄稿を頼まれて、なんか短歌が載るらしいです。この連作についてはちょっとなんとも言えないというか、題が難しかったこともあり、あんまり自信がない。変な歌は詠めた気がする。
そもそも自信で言うと、短歌には自信がまったくない。去年始めたばかりだし、歌会に参加したこともないし、圧倒的に経験値が不足しているため、語と語の間にあるべき飛躍が私の歌には足りないことを自覚している。こればっかりはもっとどんどこ詠んで、あるいは読んでいくしかないわけで、ちゃんと短歌と向き合うつもりならば、今後一生の宿題ということになります。
自分なりに短歌と向き合うために、「くにゃくにゃ短歌会」という謎の会……というかDiscordサーバーを建てました。1ミリでも短歌、あるいはくにゃくにゃしたものに興味がおありでしたら、誰でも参加OKなので、気軽に、軽率にご参加ください。(2024年は軽率

シナリオ

これも人からもらった仕事なんですが(持つべきものは仕事をくれるフォロワー)、なんかエロASMRのシナリオを書いてみないかという話をもらい、5月はほぼ丸々これにかかりきっていた。自ら31日を〆切に設定し、どう考えても間に合わないので泣きの2日延長を入れて、それすら破りそうだったんだけども、どうにか今朝5時に全トラックを仕上げて先方に送った(朝6時までは"本日30時"という壊れた認識)。
これに関してはまだ詳細を言えないんだけども、とにかく「NTRを書いてくれ」という狂ったオーダーをもらい、NTRのために生き、死んでいる私としては請けざるを得なかった。金をもらって好きなことが書けるなんて、こんな幸せなことがあっていいのか? もともとエロ同人音声が好きで、「自分ならこう書くのに……」と思うこともしばしばであったので、「じゃあ書いてみろや」とでも言わんばかりに機会をもらえたことは大変ありがたい。なにしろシナリオなど書いたことがなく、会話だけで全部をやる(演出指示とかもあるけど)というのは私には新境地で、とはいえもともと小説などでも掛け合いを書くのが好きだったので、まあまあやれたという感覚はあるけれども、はてさて……(はてさてって何?)。

小説

小説に関して、書けることは何もない。なぜなら書いていないから。本来ならば小説を第一に考えていなければならないのだけども、今年に入ってから、意識的にも無意識的にも考えることを避けていた。去年の成績がパッとしなかったからというのもあるが、次に書きたいものが現状、今すぐに書けるというものではなく、眼高手低というか、アイデアはあるにはあるけれども、そのどれもがアイデアそのもののポテンシャルを現在の自分では生かしきれない……みたいなふうに言い訳をして、まあ実際この数ヶ月小説書いてる場合と違う状況でもあったので、その状況に乗っかりつつ、今日まで小説について何もしてこなかった。
とはいえ、それもそろそろ終わりにしようじゃないかという風向きになりつつある。全人類が応募するんではないかと思うぐらいに、フォロワーや元フォロワーたちが続々と第19回小学館ライトノベル大賞への参戦を宣言し始めた。「ぶつける」という意味合いも皆無ではないが、次に書く、書こうとしているモノが正直「ライトノベル」になるかどうか微妙なところで、そういう「微妙な」モノの受け皿になり得るのが小学館ライトノベル大賞(または電撃大賞)であり、そうであるなら、〆切として設定するにはちょうどいい期間でもあるし、今年の夏はガガガ一本に賭けてみるというのも手ではないか? と、そういうわけです。
秋には、かねてより面白い賞だと思っていたジャンプホラー小説大賞がある。第10回の今年はアナウンスが遅く、ひょっとしてこのまま消滅するんじゃないかと思っていたので、開催が決定したことで、出せるうちに出しておきたいという気持ちが強くなってきている。なんでも出せるうちに出しておいたほうがいいですよ。女性声優の写真集とか……。


ともあれ、やらなきゃいけないことにひとまず区切りはついたので、ここから残り半年は意識を小説にシフトしようと思う。スキマ産業で短歌もやっていく。小説も短歌も出せる賞に出すのではなく、出したい賞に出したい作品を出す。賞が応募者を選別するように、こちらもまた賞を見ているのだ。

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