BeReal.のリアル(BeReal.使ってみた)
ヴーッ。
ポケットに突っ込んだスマホが鳴る。
誰かからのメッセージを確認しようとスマホを見ると、そこには
「⚠️BeRealの時間です⚠️
2分以内にBeRealを投稿しないと他の友達の投稿が見れません!」
の文言。
そう、最近BeRealを始めてみた。
BeRealってどれくらいの人が認知してるんだろう?元々知ってはいたけど、「あーね、JKの間で流行ってるやつね〜」くらいにしか思ってなかった。
とある大学生:「え?BeRealやってないんすか?」
BeReal旋風を否応がなしに感じた瞬間である。いやー、マジで衝撃走った。
ありがたいことに、仕事で大学の授業やイベントにお邪魔して講演させてもらう機会があるのだが、その日も友人の出身ゼミで講演をさせてもらう日だった。仕事を早く切り上げて当日ついてきてくれた友人、いつもありがとうな。
で、そこにいる学生誰1人知らない教室におろおろと入り、友人が見守る中なんとかエシカル就活(サービス名変わってBaseMeになりました)の説明やら就活・キャリアについて語った。質疑応答も終え一安心。「ありがとうございました!」なんて挨拶を終えてから、それは起こった。
座ってる生徒が色んなところで自撮りし始めた。
一瞬理解できずに私は固まった。
え、いや、何事??????
急にみんな自撮りしだすやん、そんな雰囲気やった今???しかも「撮ろう」みたいな会話聞こえてこなかったよね???
狼狽える私を横目に、友人が言った。
「これがBeRealだよ」
その会話を聞いていた学生が、更にとどめの一言。
「え?BeRealやってないんですか?」
聞いてはいたが、これが噂のBeReal…!
ものの数秒で私は空気と化してしまった。自撮りが終わっても、今度は他の子がアップした自撮りをすかさず確認。みんなスマホに夢中になっている。なんとも不思議な光景だった。
まあぶっちゃけ言ってしまえば、講演終わったとはいえまだ私おるやろー!!という気持ちは少なからずあったが、別にそれは良いとして。若者とSNSのリアルというものはすごいものだなとつくづく感じた。
依然としてその状況を黙って笑いながら見つめるしかない私を横目に、友人は学生とアカウントを交換しだした。いや君もやってるんかーい、って。
ついていけてなかったのはどうやら私だけらしい。
というわけで私もとうとうBeRealを入れた。
今更だけどBeRealって結局なんなん?
ここまでで、「いやさっきから『BeReal』って結局なんなん?」となっている人も多かったでしょう。
BeRealとは、
のこと。
簡単に言ってしまえば、アプリからなんの予告もなく突然投稿の通知がきて、その時のリアルを納めて投稿して友達に共有するというもの。インスタストーリーの強制2分間タイムアタックバージョンって感じ。
特徴①:驚異の2分タイムアタック
この通知が届いてから投稿するまでの時間はなんと驚異の2分。
いや短すぎんか!
通知が来て即座に対応できる人ってどれくらいの割合でいるんだろう。
まあ2分とは言いつつ、時間内にアップできず他の子の投稿を見ようとすると強制的に投稿させられるので、結局その時にアップしている人も多そう。
特徴②:内カメと外カメ、両面の様子がアップされる
どうやらBeRealというのは、自撮りだけでなく、自分がいる外の環境や状況も投稿されるものらしい。ということはきっと学生のBeRealの投稿には、みんなの様子を見て静かに狼狽えていた私もしっかりと納められていたことだろう。恥ずかしー!!
やってみた感想:繋がっている友達によっても体験変わりそう
いやあ。ちょっとだけやってみたけど、正直しんどかった。
だっていきなり「⚠️BeRealの時間です⚠️」なんて言われても、すぐに何か撮れるような状況じゃなかったり、アップした後友達のキラキラ投稿を見ちゃったら「うわ〜楽しそうなことしてる、良いな」なんて思っちゃうじゃんね。
「キラキラしたものではなく、何気ない日常を載せられるのが良い」というのがユーザーにウケているポイントなんだけど、私の場合は最初に見た投稿が割とキラキラしていて、「思ったんと違う!」ってなったんだと思う。ここら辺はもしかしたら、繋がっている友達によってもユーザー体験は変わるのかもしれない。
もちろん一瞬楽しい時間もあった。一緒に遊んでいたみんなで一斉にBeRealを投稿しあったことがあったのだが、その時は謎の一体感が場の盛り上がりに拍車をかけてくれて楽しかった。
以上、若者を夢中にさせているBeRealの使ってみたレポでした。
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