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これは関西独特かも(お題箱)

写真は中ぬき。皆さんが想像する中間搾取のことではない。かいわれ大根→間引き菜→中抜き→大根の内の第三の指客。要するに葉っぱだけの大根。これが出てくるともう秋やね。
細かく刻んで胡麻、油揚げ、じゃこと共にごま油で炒めればふりかけの完成である。

お題いただいております、ありがとうござい
ます!
おかげ様で自炊をサボりがちになりました。
秋だからね、仕方ないね。
ということでお題。

カレーの肉は関東が豚、関西が牛と聞きました。居酒屋のメニューや呑み方、雰囲気などで、関野さんが「これは関西独特かも」と感じるものはありますか?

(匿名さん)

よく言われますよね、牛豚のおはなし。これを関西牛豚論争と勝手に呼称しています。
歴史的な背景があって関西は公家文化が中心でよく農耕などのためにも牛がよく飼育されてたらしい。その後の開国で横浜に外国船が来たりと関東にも牛肉文化は広がったが日清・日露戦争の影響により牛肉が品薄に。
一方、豚は雑食性に優れ繁殖力や成長速度も牛に比べると早い。栄養価の高い肉の提供を指導した政府の動きもあり、関東圏に一気に広まった。しかし関西では牛肉文化が定着していたため、関東圏ほど広まりを見せなかったそうな。ちなみにこれはホルモン(モツ)にもいえることで関西のホルモン=牛対して関東のモツ=豚のことを指す。ひとつ賢くなったね!
でもココイチではポークカレーを注文します。
関西といっても大阪在住なので他の県はちょっとわからないとこも正直ある。
なんであくまで「関西=大阪」に絞らせていただきますのであしからず。さらに主観が入りまくるので何卒!

鯨料理

改めて考えてみると大阪にいるからこそ大阪のことがわからない、灯台下暗し状態。主観で見た大阪らしさをお届けします。
まず一番最初に思ったのは鯨料理。ハリハリ鍋、おでんのコロやオバケなどの鯨料理は他県より多く食べられるお店が多いのでは?
というのも、江戸時代には淀川付近の地域で鯨の煮つけが食べられていた、という文献が残っているそう。
また明治時代には土佐や紀州太地に捕鯨基地があり、そこから大阪に鯨肉が入ってきており、明治時代には鯨料理屋があったほど庶民にも流通していたらしい。
今は庶民価格では食べられませんけど美味しいという事実は江戸時代から不変。オススメは肥後橋のむらさきというお店。

さえずり、赤身、鹿の子、ちょっとキモE!


ガリ酎ハイ

ガリ=しょうがの甘酢漬けですな。ネットで調べるとこのガリをプレーンの酎ハイに沈めて飲む「ガリ酎ハイ(通称ガリ酎)」が存在する。
「大阪の味!」と謳われるがそんなに馴染みないです正直。これは憶測であるが大阪の「紅しょうが天」文字通り千切りされる前の紅しょうがを丸々天ぷらにしたもの。これは食べ慣れてるし実家だったらマジで食卓に出てきてた。もちろん店屋物ですけどね。
またメディアも嘲笑半分で「大阪人って紅しょうがを天ぷらにして食べるんだって(笑)さすが天下の台所(笑)お笑い天国でんなぁ(笑)」とこぞって報道してくれたおかげで「大阪=紅ショウガ好き→じゃあガリも好きだろう→ガリガリ君酎ハイ(ガリガリ君が丸ごと入った酎ハイ)もありならガリも入れていいんじゃね?おもろすぎ(笑)→じゃあ酎ハイに入れるか!→ガリ酎爆誕」となったのでは?と睨んでいる。
別に好きでも嫌いでもないけどたまに飲むと美味い。美味いんかい!


西成地区

大阪らしさといえば外せないのはここではなかろうか。
日本有数のスラムと言われているが、近年は全然マシになった。
昔は日本で唯一、暴動が起こる街(西成暴動)などで名を馳せていた地域ではあるが、Youtubeの普及やら外国人旅行者の増加、何よりも全盛期に血気盛んだったおっちゃんたちの高齢化により現在はおとなしくなっている。
大阪2大繁華街の難波と天王寺へのアクセスは抜群の立地であるがために、行政が浄化計画を本格的に実施した結果でもある。
大量の窃盗放置自転車は撤去され、段ボールテントの民たちは追いやられ、野犬も見なくなった。野犬て。
泥棒市(盗品やコンビニの廃棄、処方薬などが販売されるフリーマーケット)も規模は縮小されてるみたい。
関野が中学生の時はマジヤバ地域だったし当時はまだ珍しい外国人観光客が構えていたカメラをつかまれ奪い取られそうになっている姿を見たことがある。(もめている間に別のおっちゃんが、その時地面に置かれていたバックパックを持ち去っていた。本当の狙いはそっちだった。コンビネーションプレイである)
また、難波屋をはじめとし、有名な立ち飲み屋が集まっている地域でもある。最近は観光客でいっぱいで敬遠してしまっているけども。
マシになったとはいってもまだまだ独特な雰囲気ではあるので、灰色の町を味わいたい方にはおススメ。遊び半分で写真撮ってたらマジで絡まれたり、よくない地域に入ってたりするから気をつけろ!!


大阪らしさとは

大阪らしさ=派手・ごちゃごちゃ・コテコテなイメージがあるが、飲み屋さんは意外とそうでもないことが多い。
もちろんTHE観光地である新世界やミナミ(難波)エリアは「これぞ大阪!」といった「観光客が求める大阪」を提供しているため、ビリケンさんを置いたり、照明を焚きまくってギンギラに目一杯明るくしたりとわかりやすいフォーマットである。
しかしその実、地元の人が好むのは小料理屋ちっくな居酒屋が多い。大体こういった飲み屋さんは常連客が9割5分を占めているが、迎え入れてくれるアットホーム感は大阪独自のものではなかろうか。
そういえば初めて行った角打ちや立ち飲みでも結構人に話しかけられることが多い。昔、一時期だけ千葉に住んでいたが立ち飲みで隣の人が頼んだ料理を「こっちもそれ!」と頼んだ時、露骨に嫌な顔されたのを思い出す。大阪では割とメジャーな頼み方なんやけど…と自分の常識が覆った瞬間だった。大阪だったら「これ美味いもんな!」的な会話が始まるきっかけになるんですよ、マジで。それともたまたま??
立ち飲み屋はもちろん、普通の居酒屋でも全然知らないグループ同士が一緒に飲んだりもする。「どうせだったら一緒に飲むか!おもろいやん!」みたいな「おもろい精神」は確かに強いと思う。(※個人差があります)
大阪の「らしさ」というのはこのおもろい精神からくる「人との距離感が近い」ということかもしれない。(※個人差があります)
さすが!人情の町ですわ!みなさんよろしく大阪!おおきに!
今日はこんな感じでどうでっしゃろか!!ほなまた!!


【お題箱】


今日外出たくないわー、という日や給料日前で飲みに行く予算がないとき。
頼りになるのは、そう!お題箱!
最近減ってきておりますので、みなさんご協力お願いします。何卒!!



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