【心の詩歌】短歌の韻律について考える その四 「べくべから」再考
この文章の「その一」で引用した評文があります。
これは次の短歌を評したものです。
この短歌は、「意味」が薄い。
「べし」の活用を並べる前半部はもちろんですが、後半の「すずかけ並木来る鼓笛隊」の部分も、「べしの活用について音の印象を語っていて、もしかしたら鼓笛隊は想像のなかのものかも?」と思います。
加藤ちひろの評文には、「意味が分からなくても、心地よい調べならば自然と歌を覚える」とあります。
それはひとつの正しい意見だと思います。
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