『Dream On』 水彩
高校生の頃、
隣の席の星田と、
空き缶を積み上げていきました。
授業中、たまに肘が当たり、
文字通り音をたてて崩れたりしました。
けれど、
それでもまた積み上げていきました。
いよいよ塔が相当な高さに達した頃、
担任の先生が言いました。
「そろそろ捨てていいか?」
「はい」
ぼくは答えました。
先生は塔を捨ててくれました。
こうして、この教室の景観を損ねていた
空き缶の塔は青山先生によって排除され、
再びクラスに平和が戻ってきました。
ぼくが先生だったら、
こんなやつら間違い