【2022年5月】雑誌とかを読んだよ!な話
B.L.T.もBUBKAもEX大衆も買っていない月なんて珍しい!そんな5月編です。
日経エンタテインメント!【6月号】
P.117 ①梅澤美波
(撮影:佐賀章広 構成:大貫真之介)
【概要】
モデルとして、そして「THE TIME,」のリポーターとして参加したTGCの様子や、3月に開催されたアンダーライブを鑑賞した話。5月に控えた10thバスラへの意気込みなどが聞ける。
【雑感】
これは3月に開催されたアンダーライブ3日目のアンコールで「『きっかけ』を歌おう!」と提案したまあやを見ての発言。梅がアンダラ後に送ってきたメッセージから、立場や環境の変化に伴う悩みを抱えていることが伝わっていたので、この予定調和を崩す言葉が、彼女にとって心の靄を晴らすようなものだったんだと感じました。
先日のぎ動画で配信が開始された「4期生ライブ2020」内で、この2人がライブをリードしていったという話は出てきていますが、その時とは出演者も規模もライブが持つ意味合いも違うんですよ。それでも2人がまたこうして輪の中心に立つ場面があったと聞くとぞくぞくします。後輩たちは責任感や覚悟を様々なかたちで表出させていますが、この殊勝な行動を取れる2人には脱帽です。特に3時間のラジオ生放送や、舞台の稽古期間中で多忙を極めていたであろう聖来ちゃんには頭があがりません。
月刊バスケットボール【6月号】
P.138-141 ③弓木奈於
(撮影:山岡邦彦 文:高木希武)
【概要】
弓木家の兄弟話や、オーディションを受ける際の母の後押し。バスケをはじめたきっかけや部活でのハプニングなどが語られている。最後にはバスケを頑張る中高生に向けたオススメの楽曲紹介も。
【雑感】
普段は買わない雑誌・オブ・ザ・イヤーだと思うのですが、ツイッターでおすすめされていたのを見て購入。大満足でした。
弟や妹の宿題を手伝ったものの、間違えたことを教えてしまいクレームを受けたという話だったり、バスケの試合中に相手チームの監督の声の大きさに興味をひかれ、気づいた時にはその相手監督の目の前に立っていて怒られた話だったりと、弓木節を感じるエピソードが聞けます。さすが「色々な事件を巻き起こし弓木だ」です。
もちろんそれだけでなく、彼女の不器用ながらも真面目な人となりを知ることも。オススメの乃木坂46の楽曲紹介では、バスケをやっていることに疑問を抱いたときには『僕だけの光』を聞いてほしいとアドバイス。過去には「今日は一日乃木坂46三昧」や、DJ KOOとの「SPEAK EASY」でも自分の経験を交えながら好きな曲として紹介していましたね。歌詞が最強 DO DANCE!とのこと。
ごめんけど、このやりとりだけは本当に理解できませんでした。靴下を脱ぎっぱなしにしする→手がかかる→優しくしてあげたくなる、という方程式なのでしょうか。ちゃんと途中式も書きなさいと小学生のころ習ったでしょ!
blt graph【vol.78】
P.4-23 ②柴田柚菜
(撮影:細居幸次郎 文:大久保和則)
【概要】
表紙&巻頭を飾った柴田柚菜は、撮影時の心境などが語られている。初選抜を経て実感したことや、新たな目標。活動していくなかで叶えてきたことと、彼女が考える努力の原動力についても。
【雑感】
柚菜ちゃんと細居さんのコンビ大好きです。20ページのカットは「graduation 2021」を彷彿とさせるような雰囲気がありつつも、あのときと対比になるような笑顔にときめきました。
将来どんな存在になりたいか、目標を掲げた柚菜ちゃんですが、そこまでの道のりはあくまで「コツコツ努力を続けていかないといけない」と堅実な姿勢。それは高校を卒業したあたりから自分のなかで意識し始めたと語っています。
もともとの才幹に甘んじることなく、歌声という武器を磨き、スター誕生やCDTVでの久保史緒里さんとの2人での歌唱。バースデーライブの『きっかけ』で7万人の視線を集めるパートを任せられたことなど、彼女の努力が段階を踏んで確実に実っていることを様々な場で実感します。
目の前のことに必死になっていると、努力をすること自体が目的化してしまう、という事態に陥ってしまいがちですが、柚菜ちゃんは努力の先に結果がついてくると信じたり、そこから自信を得ようと道筋を立てているのがよいですね。
アップトゥボーイ【7月号】
P.46-55 ②鈴木絢音(撮影:Fujii Yui)
P.56-65 ②松尾美佑(撮影:西村康)
P.66-67 ①田村真佑(連載 撮影:下田直樹)
【概要】
鈴木絢音は活動していくなかで、周りからの声に対する受け取り方を変えたという話や、東北姉妹への思いなど。松尾美佑は3月のアンダーライブでの裏話からバースデーライブへ向けた意気込み。5期生との交流や大学進学を決めた経緯も知ることができる。田村真佑の連載「チャレンジまゆたん」は、和食のテーブルマナーを学ぼう!編。
【雑感】
絢音ちゃんパートで気になったのが、写真を加工しすぎじゃない?という点と、インタビューの質問が長すぎない?という2点。前者は絢音ちゃんの息を呑む美しさに感化され、そういったエフェクトを施してしまうのはわからなくはないけど、そのままの良さを見たかった。後者は取材に熱が入ること自体は否定しませんが、インタビューパートが質問と回答で半々くらいのバランスになっていのはさすがに……。ちょっと残念でした。
この一文は先月の「CM NOW」と共通する部分。同じ東北出身の久保てゃんやサトリちゃんにも、2人に寄り添った言葉を届けています。
例えば衛藤美彩さんであったり、例えば新内眞衣さんであったり。そして、北野日奈子さんであったり。久保てゃんを近くで支えていた先輩たちが卒業していっても、こうして彼女の芯にまで潜ってくれる先輩がいるという事実に安心しますね。
ちょっと横道に逸れますが『しあわせの保護色』のMV撮影の裏側で起こったことに対する飛鳥ちゃんのこの考えも、バラエティでサラッと流すにはもったいないくらい感動しましたよ。
3月に開催されたアンダーライブの終盤、声を詰まらせながら、「『全力でやるってこうやってたんだ』というのを思い出せて、価値のある4日間だったなと思って。」と胸の内を顕にした美佑ちゃん。リハーサルからそこに至るまでの心境の変化を聞けて、あの時に流していた涙の温度をより鮮明に知れたのは嬉しかったです。
マナー講師が陣取り合戦を行う戦国時代に、和食のテーブルマナーを学んだ真佑ちゃん。数々のおっちょこちょいを繰り出し、しまいには「やっぱり私はバカな女…」と嘆いていた子がこんな立派に成長するなんて喜びも一入です。次回はサソリの正しい食べ方も教えてほしいですね。毒を連想させる尻尾から食べることで、相手に信頼感を示すことが定石です、とかあるのかな。
波【6月号】
P.38 ①賀喜遥香
【概要】
1st写真集発売を記念して、賀喜遥香が各販売サイトで異なる4種類のカバーの魅力を語る。
【雑感】
「波」という見たことも聞いたこともない小冊子を初めて購入(お店によってはフリーで入手できるらしい)しました。モノクロの写真からも楽げな様子が伝わってくるのは、撮影でたくさん夢を叶えたという彼女の言葉が色づいているからでしょうか。
「乗るしかない このビッグウェーブに」のネットミームで一躍有名になったブロガーさんも、栃木から東京にやってきたらしい。あれが約14年前なので、その頃の賀喜遥香さんは「お前の眉毛45度」とイジられていた時期でしょうか。好きの照れ隠しで意地悪しちゃった少年君、大人になったんだから素直な気持ちで写真集買おうな!
N46MODE vol.2
【概要】
【雑感】
一冊まるまる乃木坂46特集ということで気になるポイントだけピックアップ。
◢ MV150曲を一挙紹介 / Play list
『制服のマネキン』の選抜だけでなく、アンダーメンバーもMVに参加しているという点を評価した矢久保。言われてみれば稀有な例ですね。もちろん選抜の意義を問う意味でも賛否はありそうですが、そういった表題作品をまた見てみたい気持ちはあります。前回のMV集が発売された際に、のぎ動画で4期生のビジュアルコメンタリーがリリースされましたが、矢久保はまだまだ話し足りない様子です。久保てゃんの知見も交えて、思う存分語り合う会を開いてほしいものです。
「みんなの眼鏡姿を見られるのが好きです」という理由で『図書室の君へ』をセレクトした掛橋、わかってる。『ごめんね ずっと…』を挙げた池田瑛紗さんは山戸結希作品にマッチしそうなのでいつの日か。奥田いろはさんの『日常』及び北野日奈子さんを慕う姿勢は今後も見守っていきたいですね。
プレイリストで『I see...』を選出した賀喜遥香ちゃん。初センターであることや、類を見ないセンセーションを巻き起こしたことなど、理由はいくつも見当たりそうですが、「何より4期生やメンバーとの思い出がたくさんあるからです。」と、この楽曲を通して築いた繋がりに理由を見出しているのが素敵です。
◢ N46 Model File
齋藤飛鳥ちゃん、パーソナルに関するアンケートはのらりくらりと躱すくせに、忘れられない出来事では「スタッフさんと1期生で円陣を考えたこと」という思い出ナイフでぶっ刺してくるのズルです。
梅、好きな食べ物にチーズが入っていないんですけど、俺は「火曜サプライズ」でじゃがいも先輩を押しのけてチーズを大好物と答えていたのと忘れてないからな。それはさておき、思い出に7thバスラを挙げているのは強い。あのライブは3期生にとって難しい時間だったと感じました。それをエンタメと呼ぶには些か痛みを伴う部分が大きいのでは、と個人的に思うシーンもあったのですが、それを歩みの原動力に昇華してくれているのは救いのようでもあります。
麗乃ちゃんは5年の時を経てポジティブな猫から気ままな猫になったそう。与田ちゃんのマイブーム「黙想」は睡眠を言いように言ってるだけじゃないですよね?
やんすけの好きな言葉「生きてるだけで偉い」は吉川エリみが強くて、北川悠理さんの口癖が「北川悠理」なのは、モノマネをされすぎて本人が寄せにいってしまうという武田鉄矢現象が起きていると思われます。弓木の特技「年を上下に操れる(心)」というのは、ワンピースに登場するジュエリー・ボニーの亜種という認識でいいのでしょうか。
五百城・池田・井上・川﨑・菅原の5期生たちは自分のことをナマケモノだと思っているとのことなのですが、乃木坂46はいつから那須どうぶつ王国になったのでしょうか。「本物のナマケモノは私だ!自堕落トーナメント」の開催は乃木坂46ANNで。
5期生たちへの「乃木坂46でやってみたいこと」という質問に、衣装デザイン・ジャケ写デザイン・MV作成・アニメ制作と回答するメンバーがおり、クリエイター気質を持っている子が多い印象を受けました。ひとまず彼女らの個人PVが楽しみです。
5期生には井上和さんや池田瑛紗さんといった、いわゆる画伯の存在がありますが、個人的に川﨑桜さんの絵の虜になってしまいました。今まで乃木坂46には絵がへたk...個性的な画風を持つメンバーがいましたが、彼女のように幼稚?なパターンは珍しい気がします。
◢ Nogistagram
色んなメンバーのつながりを感じる思い出の写真たちが掲載されています。柚菜ちゃんはレイちゃんと一緒に日の出を見た時の写真。そのレイちゃんはあやめちゃんとのデートのひとコマ。そしてあやめちゃんは与田ちゃんとのMV撮影のオフショット、といった具合で続いてきた数珠つなぎを、謎の光で終わらせる与田祐希さん好きです。
◢ 正・副キャプテン対談(秋元真夏×梅澤美波)
メンバーの世代交代を問われた梅の答えは非常に心強いものでした。
この彼女が常々意識しているというメンバーとしての心構えを聞いて、感慨にふけるばかりです。
これらはそれぞれ、西野七瀬、白石麻衣が卒業した後にリリースされたもの。それからも多くの偉大なる背中を見送った梅澤美波さんが、形式的な立場だけでなく、グループの核となるマインドも継承しているのが嬉しいです。
◢ 4期生エース対談(賀喜遥香×遠藤さくら)
これは賀喜遥香さんによる遠藤さくらさん評なのですが、こんなにも的確に遠藤さくらさんのエッセンスを言葉にして、オタク心理を突いてくるのすごくないですか。
同期が持つそれぞれの個性をストロングだと語るなかで、この場にはいない「(清宮)レイちゃんがいることが4期生の強みだし~」と、たまたまでも真っ先に名前が挙がったのは嬉しかったです。
◢ 乃木坂46文化部 文芸部 久保史緒里
「乃木坂らしさ」という曖昧で、掴みどころがなくて、時にメンバーを縛る鎖にもなりうる言葉。かつて久保てゃんが外から見ていた時に感じていたように、ある程度の共通認識と細部の差異をもって、見る人の数だけ存在するものだと思います。
ですが、久保てゃんがグループの内側に入り「優しさのカタチ」こそ「乃木坂らしさ」だと、その輪郭をはっきりと象ったことが印象的でした。それと同時に、乃木坂46への思いに妥協を許さない久保史緒里さんが、ここまで自信を持って口にするということは、これは彼女たちにしか分からないものなんだろうな、と感じます。分かったようなことはできても、分からない部分。でも信頼を置ける人が肌で感じたカタチを信じるのも、悪くないです。
そして手紙からは、誰ひとり、何一つ零さずに、そんな欲張りな気持ちをもってグループに向き合う久保史緒里さんの願いとも取れる強い意志が伝わってきます。「全員で」という言葉を強調する博愛っぷりと、一歩引いて見てみると偏愛のようにも映るグループ愛。加入後に見出した「乃木坂らしさ」を心に、連綿と続く乃木坂46の歴史を繋いでいこうとする久保史緒里さんに、かつて北野日奈子さんが語った言葉を改めて。
2022年5月のいっちゃんいいやつ
インタビュー(?)部門は「N46MODE vol.2」の久保史緒里さん。かきさく対談もめちゃよかったです。グラビアは「blt graph」の柚菜ちゃん。個人的にグループ特集的な雑誌より、メンバー個人を取り上げてくれた雑誌の方が、アイドル以外の部分まで踏み込んでくれたりして好きな傾向にあるのですが「N46MODE vol.2」は満足の内容でした。成分表みたいなデータも見てて面白いしね。おしまい!
2020年6月9日
エメリンゴ
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