【2022年2月】雑誌とかを読んだよ!な話
3月も中旬に……3月も後半に……の下書きを直し、4月がはじまってしまいましたが2月編です。続けることが大事!1月編はこちら。
bis【3月号】
P.24,29-30 与田祐希(撮影:大竹みゆき)
P.70-74 ②筒井あやめ
(撮影:松岡一哲 文:haruka komatsu)
【概要】
今号からbisのレギュラーモデルに就任した筒井あやめが初登場。モデルとしての意気込みや、愛用のコスメ紹介。Q&Aではパーソナルな部分にも触れられている。
【雑感】
ファッション雑誌には明るくなく、それぞれのコンテンツがどういった特徴を持っているかあまり深くは知らないのですが、あやめちゃんとbisは自然とピッタリだな、と感じました。
Q&Aの「卒業メンバーとの交流はありますか?」という質問には、大園桃子ちゃんからご飯のお誘いがあったことを明かしていました。現役時代からかわいがられていましたが、その関係性は変わりないようで微笑ましいです。いつか来るであろう、よだめんで表紙を飾る日も楽しみにしたいと思います。インタビューの全文はWebでも公開されています。
週刊プレイボーイ【No.8】
P.20-24, 128 ①北野日奈子
(撮影:藤本和典 文:犬飼華)
【概要】
グラビアは、2nd写真集『希望の方角』のアザーカット。インタビューでは、撮影中の出来事や、心理的に大人になったと感じる要因、そして卒業に至るまでの気持ちの変遷。最後にはアイドルとしての在り方について語られている。
【雑感】
ここ1、2年は日奈子ちゃんから周りを俯瞰的に見たうえで、主に後輩たちをはじめとするメンバーの助けになりたい、といった言動をよく目にしてきました。こと自分に関しては、ファンとの距離を考えながら、目の前のやるべきことに向き合っていた印象です。
それと同時に、こんな声も聞こえてきます。
ここ数年貫いてきた「乃木坂46の軸になりたい」という思いを行動に移し、そこから得た後輩たちの決意を傍で感じて、目先のことだけでなく もっと先の自分のこと。ぼんやりとしていた自分やグループに対する変化という輪郭が、少しくっきりしたのかな、と思いました。
過去にはこんな発言もしていた日奈子ちゃん。その熱は最後の時まで持ち続けるのでしょうが、このインタビューでは卒業後の展望にも触れています。乃木坂46に捧げてきたものが大きいからこそ、まだ見ぬ未来に光を見出していることがファンとしてはとても嬉しかったです。
日刊スポーツ【2月8日】
P.20 北野日奈子(撮影:鈴木みどり 文:横山慧)
【概要】
坂道の火曜日にて、2nd写真集発売と自身の卒業を語る。写真集のタイトルの由来や、これまでの活動の中でのキャラクター性、ファンや後輩メンバーたちに向けたメッセージを聞くことができる。
【雑感】
タイトル『希望の方角』について日奈子ちゃんは次のような言葉を残しています。
これを見て過去のインタビューで語っていた彼女の「希望論」を思い出しました。
これまでの9年間。傍から見た日奈子ちゃんのアイドルキャリアは順風満帆なものではなかったかもしれません。それでも周りに助けられながら、何度も何度も前を向く力強さをファンに見せてくれました。『希望の方角』。多くの人に希望の掴み方を教えてくれた彼女の最後の旅路を表すに相応しいタイトルだな、と改めて感じました。
FLASH【2022年3月1日号】
P.37-43 ①北野日奈子(撮影:藤本和典)
【概要】
こちらも写真集のオフショットが掲載されているほか、鹿児島での撮影話や、完成した写真集を見たときの思いなどが語られている。
【雑感】
印象的だったのが『希望の方角』を将来の自分にも見せたいと語っていたこと。
彼女は卒業を発表してからというもの、自分らしさを持つ大切さを様々な場所で発しています。その言葉の矢印は身近な後輩にも向いているようで。
自分の「らしさ」について人一倍苦しむことも多く、時には傷だらけの心をブログにも晒してきた彼女が、今ではそれを周りに説くほどの心の器を手にしたことに感に堪えない思いです。ここに至るまで回り道をしたかもしれませんが、未来の日奈子ちゃんだけでなく、過去の彼女にも伝えてあげたいですね。こんなにも自分と向き合って、自分の考えを言葉にできて、自分を肯定的に受け入れられる人になっているよって。
余談ですが、『空気の色』では「写真を撮ってもらうことが好きなので、いつかまた私の写真がどこかに載ることがあればいいなと思っています。」と目標を語っていました。日奈子ちゃんの家族が常に彼女の味方で有り続けたように、第二の家族がまたこうして夢を叶えてくれたことに心からの敬意を。
anan【2287】
P.14-19 ④北野×鈴木×山崎
(撮影:魵澤和之 文:菅野綾子)
P.20-25 ②和田×早川×弓木
(撮影:小笠原真紀 文:河野友紀)
P.26-30 ③阪口×楓×清宮×矢久保
(撮影:小笠原真紀 文:鈴木恵美)
P.34-39 ③北川×璃果×筒井×松尾
(撮影:小笠原真紀 文:熊坂麻美)
P.40-45 ①樋口×金川×黒見×柴田
(撮影:野田若菜 文:古谷美枝)
P.46-51 ③岩本×向井×吉田×田村
(撮影:小笠原真紀 文:間野加菜代)
P.55-60 ⑥全メンバー アンケート(文:大澤千穂)
P.64-75 ①飛鳥・秋元・与田・山下・久保・遠藤・
賀喜
P.81 ①秋元×梅澤(撮影:柴田フミコ
文:大澤千穂・石橋里奈・真島絵麻里)
P.92-97 ①理々杏×中村×掛橋×林
(撮影:川原崎宜喜 文:野尻和代)
【概要】
「女子の流行モノ」をテーマに、グルメ・ファッション・メイク・ゲームなど、全メンバーを様々なカルチャーに分けて特集が組まれている。2期生だけの鼎談や、秋元・梅澤の2人による各期の分析。フロントメンバーたちのグループへの思いなども聞くことができる。
【雑感】
内容がボリューミーなのでいくつかピックアップ。
10周年記念アンケートは、梅の回答が印象的でした。まだ見ぬ5期生に伝えたいこと、という欄に「自分では苦手だと思っていたことが、『意外とそんなことなかったかも!』と気づける場所です!」との回答。苦手とは少しニュアンスが違うかもしれませんが、先輩の手を借りながらも、自分のキャラクターやコンプレックスと向き合い、それらと手を取り合う選択をした梅らしい言葉です。
また、推しメンをまいやんちゃんにしていたのは想定内として「乃木坂46を一言で表すと?」という質問に、狙ってか偶然かは判別しかねますが「華」と答えていたことに胸が熱くなりました。軍団長、見ていますか。
聖来ちゃんは同質問に「いいにおい」と回答してましたけど、卒アルでみんなが真面目なこと書いてるなか、チョケたこと書いてスベった感じになっていませんか?大丈夫ですか?
飛鳥ちゃんが10年間の一番の思い出をアンダー時代と答えていたのは少し驚きました。今や当時の飛鳥ちゃんのことは断片的かつ上澄みの情報でしか知れないことが惜しまれますが、「絶対に忘れたくない」と強い言葉で修飾された言葉を聞いて、その一端に触れられた気がして嬉しかったです。
最後に『東京卍リベンジャーズ』や『出会って5秒でバトル』が好きな真佑ちゃんは男子中学生の可能性が浮上してきました。河原で丸い石を見つけて興奮してそうだし、ロケででっかい木の棒を見つけたら剣に見立てて振り回してそう。
アップトゥボーイ【4月号】
P.22-31 ③向井葉月(撮影:唐木貴央)
P.33-42 ②柴田柚菜(撮影:Fujii Yui)
【概要】
向井のインタビューでは自身の乃木坂46が好きという思いから、アンダーライブでの立ち回り。グループの黎明期を支えた生駒里奈に学ぶことが語られている。柴田は初の選抜入りを果たした時の心境や、加入時からの自信の推移について。二人が力を入れたい分野も聞くことができる。
【雑感】
昨年の28枚目シングルアンダーライブを、概ね満足がいくものにできたという認識とともに、挨拶の列が微妙に乱れていたという細部にひっかかりを覚えたという葉月。そしてメンバーの背中を正していた生駒の名前を挙げ、そういった存在になりたいと口にしていたこと、とても頼もしいです。
全体ライブでは目が行き届きにくいところでも、こうした意識付けは やがてグループ全体に波及するのではないかと思います。特に4期生以下に関しては、この先も選抜やアンダーを行き来するメンバーも多いでしょうし、枠を超えていい意味での相乗効果が生まれることを期待したいです。
柚菜ちゃんのインタビューで印象的だったのが、「危機感」「自信」というワード。後者の「自信」は、柚菜ちゃんのインタビューでは頻出キーワードとなっています。
これまでは「歌」と「自信」がリンクして語られることが多かったのですが、このインタビューではグラビアやラジオの個人仕事が自信を取り戻すきっかけになったと答えています。その活躍の背景には高校卒業を機に「この1年で頑張れなかったら、その先はない」と 危機感 を持って活動していた、ということも関係しているのでしょう。
相反するような二つの感情ですが、どちらもアクションを起こす動機になったりパフォーマンス面で武器になったりするものです。これからも自信をつけた彼女の笑顔を見たいですし、そのためにもたくさん褒め褒めマンになろうと思いました。
B.L.T.【4月号】
P.3-23 ③早川聖来
(撮影:YOROKOBI 文:大久保和則)
P.24-35 ②阪口珠美(撮影:横山マサト)
【概要】
早川は披露される前の新シングル『Actually…』の所感と、乃木坂46として繋いでいきたいもの。加入する5期生への思いと、それに伴う自分たち4期生の立場の変化について綴られている。阪口は自身のキャラクター性についてと、成人式の絵馬に認めた「一念通天」にかける思いを聞くことができる。
【雑感】
聖来ちゃんからは、5期生をおおらかな気持ちを持って迎え入れようという思いを強く感じました。そんななかでも印象に残ったのは次の一文。
先輩になることへの心持ちの変化は様々なメンバーから聞くことができますが、後輩だったからこそ知りうる話をメンバーから聞けるのは貴重だと感じました。特に真面目気質な彼女にとって、この荷物を重く感じていたことは想像に難くないです。直後に「私はおそらく先輩が向いてなくて」と続けた聖来ちゃんですが、4期生ライブ2020で『4番目の光』をはじめて16人で披露した際、「もともと16人の曲みたいだった」という言葉で研修生組を迎え入れた聖来ちゃんは、きっといい先輩になるだろうな、と個人的に思っています。
後半では自己肯定の話題になり、そこで清宮レイちゃん、田村真佑ちゃんの二人を「適切な自己肯定感を持っている」と評していたことが個人的には嬉しい意見でした。あとヤマケンきっかけで山下先生と距離を縮めたらしいので、グループ総出でボンゴを叩いてビバサンバすればいいと思います。
たまぴよのインタビューでは自分の面白いところ(素の部分)は世間に20%くらいしか伝わっていないんじゃないかな、と明かしています。この先、45%、80%、100%と、戸愚呂(弟)のようにどんどんバラエティ筋肉ムキムキになって、ひな壇や暗黒武術会で無双するたまちやんを見たいところです。
小説幻冬【3月号】
P.218-235 ⑱鈴木絢音(×奥川健太郎)
(文:森本裕美)
【概要】
2月号に収録されている三省堂辞書出版部・奥川氏との対談の後編。今回は辞書政策に関わる人たちの具田的な役割や詳細な業務などを紹介。最後には鈴木がなぜ辞書を引くか、その緒が綴られている。
【雑感】
奥川さんの一日のスケジュールや仕事をする上でのやりがいを聞くなど、三省堂の面接を受けに来たのかと思わせる絢音ちゃん。今回もページからキラキラやワクワクが伝わってきました。
奥川さんから辞書を引くモチベーションを聞かれた絢音ちゃんは、次のような答えを寄せています。
以前、絢音ちゃんのブログは綺麗だとnoteで触れましたが、表面的な意味だけでなく、そのルーツも美しいと感じました。それと今回の件とは関係ないのですが、絢音ちゃんのブログ内でメンバーの名前が登場する時、フルネームで敬称付きなの、とてもいいですよね。大多数の読者はファンでしょうが、そうでない層にも配慮を感じます。ブログについて書くブログで記し忘れていたのこの場を借りて。
2022年2月のいっちゃんいいやつ
2月のベストインタビューは「B.L.T.」の聖来ちゃんで、ベストグラビアは同誌のたまぴよ。3月頭に間に合わないと悟るなり「もういっか」モードになったのはだらしなさすぎるぞ自分!3月編はまだ一文字も書いてないぞ!やれんのか!おしまい!
2022年4月4日
エメリンゴ
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