【2022年8月】雑誌とかを読んだよ!な話
更新日9月30日はギリ、セウト。
anan【No.2310】
【概要】
P.104-109 ②五百城茉央
①井上和×小川彩×五百城茉央
(撮影:山越翔太朗 文:大澤千穂)
⊿ 五百城茉央の目標と憧れ
⊿ 五百城視点の5期生メンバー紹介
⊿ 5期生流行りモノ鼎談
【雑感】
五百城茉央さんはポジティブな自分の性格を紹介。そして憧れの存在に挙げたのはブレずに清宮レイちゃんでした。
ほんまアンタはようわかっとる。そんな彼女の笑顔もまた異なるタイプの魅力を感じます。キャプテン翼の扉絵に描かれていても違和感のない頭身の持ち主である五百城さんですが、プロフィールを見ると身長166cm(成長中)とのこと。梅澤の美波さんと合わせて乃木坂46のペトロナスツインタワーになろう!
五百城の茉央さん視点の5期生紹介で気になったのは、小川彩ちゃんが楽屋で「常に」こちょこちょされているという一文。それはもはや拷問の一種なのでは……。サラッとしか触れられていない奥田いろはさんの人柄の良さも深堀りしてほしいところです。
5期生鼎談では食やファッションの流行をを5期生内でシェアしたり、先輩を参考したりな話。小川彩ちゃんはメイクがまだまだ分からないそうで、色々と教わりたいことがあるそうなのですが、今回ご指名が入ったのは井上和さん。目を血走らせて肩をぶん回しているであろう矢久保先輩は一旦落ち着いてください。
EX大衆【9月号】
【概要】
P.15-17 ③岩本蓮花×清宮レイ
(写真:武田敏将 文:大貫真之介)
⊿ こどもな2人
⊿ ぶりっこ蓮加ちゃんとキメキメレイちゃん
P.18-19 ②和田まあや
(文:大貫真之介)
⊿『Under's Love』と今のアンダーメンバー
⊿ 3月のアンダーライブ振り返り
⊿ 13歳と24歳で迎えるひとり立ち
P.20-25 ①金川紗耶
(写真:熊谷直子 文:大貫真之介)
⊿ ダンスの魅せ方
P.64-65 ②佐藤璃果×矢久保美緒(連載)
⊿ 佐藤錦の誕生日パーティー
⊿『Under's Love』にかける思い
⊿ お手紙交換会
学年でいうと同級生のレイちゃん&蓮加ちゃんですが、体育会系の部活の影響で先輩を呼ぶ時はさん付けなレイちゃん。解釈一致案件です。
蓮加ちゃんが(主に内面的に)大人になってきたときに、ファンの気持ちを汲みつつも、そこに迎合することなく自然体であることを選んだのは自分を大切にしているようにも感じますし、そのスタンスを取れていたことがもう大人の証左ですよね。そんな蓮加ちゃんのNGワードリストにある言葉であろう「クソガキ」を引っ張り出して過去の自分を顧みるレイちゃんですが、あなたもだいぶ早い段階で成熟した思考を持っていましたよね、と言いたいところではあります。特にこの世界では、年齢でキャラクターをカテゴライズするのは安直だということですかね。
まあやの上京話、お姉さんメンバーに育ててもらったという話、何度聞いても涙腺が緩んでしまいます。そんな卒業を控えるまあやがセンターを務める『Under's Love』は、ツアーの披露前に葉月発信で振り固めをしたり、4期生が細部に拘りを見せたりしていたとのこと。
先輩メンバー卒業の影響で後輩たちにスポットが当たるのは事実としてありますが、そこでアンダーメンバーたちの意思が脈々と受け継がれているのは頼もしい限りです。それはアンダーという環境で自分を表現するためのものでもあるでしょうし、それを見てくれるファンのためでもあるでしょうし、何よりその礎を築いたまあやを始めとする歴代のアンダーメンバーたちへの敬意でもあると感じます。そんな後輩たちなら東京ドームの夢、きっと叶えてくれるよね!
やんすけの「髪の毛で踊ってる」という発言はダンス巧者感が半端ないですね。ランジャタイやAマッソとまた共演したいといった思いはちらほら耳にしていましたが、天竺鼠もそこに名を連ねるんですね。チャーンス!
連載「乃木坂の星」ではお互いにプレゼントとお手紙の交換会。「いつもコスメやお洋服のお話ができて嬉しいです!!楽しい!ハッピー♪」という璃果→みっちゃんのお手紙ですが、「楽しい!ハッピー♪」がよい。らじらー!のMCに就任してから如実にあらわれていますが、璃果ちゃんの脳より先に口が動いてしまっているようなチョロくてテキトーな感じ結構好きです。
対する矢久保の美緒さん→璃果の「私は頼りになる人ではないけれど笑わせることくらいならできるのでいつでも来てね。」の一文は、彼女なりの謙遜と自信と思いやりが込められているように感じてグッときました。レッドリストの一種である丸文字使用者としても保護していきたい人です。
アップトゥボーイ【10月号】
P.2-21 ②岩本蓮花
(写真:西條彰仁)
⊿ 乃木坂46のロック担当
⊿ お姉さんの卒業とお姉さんへ
⊿ 好きを仕事に
P.22-31 ②中村麗乃
(写真:LUCKMAN)
⊿ アンダーメンバーとして見てきた背中
⊿ 歌に乗せる思い
⊿ 選抜への道筋
P.32-41 ②掛橋沙耶香
(藤本和典)
⊿ 賀喜と掛橋とロミオとジュリエットと
⊿ 僕は僕をロックだぜ
P.78-79 ②田村真佑(連載)
(写真:下田直樹)
⊿ ラジオディレクターになってみよう!編
新曲に因んでロックなメンバーに与田祐希さんの名前を挙げた蓮加ちゃん。そうだよな。検温の様子をエンタメとしてファンに提供したり、親子揃ってこのタマなんだ?クイズをするような子はロックだし、なんなら与田というのはパンクだぜ!だよな。
蓮加ちゃんのこれまでを辿ると、溌剌と『トキトキメキメキ』を歌い、座長としての覚悟と責任を携えて『~Do my best~じゃ意味はない』を踊り、今の自分たちのかたちを証明するかのように『逃げ水』の真ん中に立つ、といったように、彼女のキャリアと楽曲は割とリンクされているように感じるなぁ、とふと思いました。
今年の春くらいからですかね。蓮加ちゃんのモバメ(メッセージ)が趣味全開になったのは。それまでのメンバーとの仲良しな様子や活動の中で感じた正直な気持ちも伝えてくれますが、好きなものを発信する時の彼女は一段と生き生きとしているように映ります。仕事の幅が多岐に渡るアイドルだからこそ、彼女たちのエネルギーはファンに伝播するからこそ、好きなものを仕事にすることはとても価値あることだと感じます。
Q. 夏が終わっても出現するお化けってなーんだ? A. スタイルお化け。な中村麗乃さん。最後の全身カットは若干ページからはみ出てる気がします。
選抜については口を噤んでしまっていた麗乃ちゃんが、その思いを言葉にし、そして自分の中で目的地までのルートを見つけたと。彼女の代名詞になりうる(なっている)歌やお芝居がその身を運んでくれるのなら、日々研鑽を積み結果を残している彼女が選抜の地に辿り着く日はそう遠くないものだと思いたいです。ここ1、2年では特に顕著ですが、ライブ後に麗乃ちゃんへの称賛の声をよく耳にします。それは歌であったり、ダンスであったり、プロポーションであったり、パフォーマンスに込められた思いであったり。それらを選抜の場で見たいと思うのは決して高望みではないはず。
それはそうと、中村麗乃推しではないファンを「麗乃ちゃんのファンじゃない方々」と表現したり、選抜等の話を「重い話」と表したり、個人的に文字として受け取るには少し引っかかりを覚える箇所があったのはちょっぴり残念。
掛橋の沙耶香さんパートはとにかくグラビアがかわいすぎます優勝です。金鳥さんは是非とも来夏から「掛橋の夏、日本の夏」でCMいきましょう。
『好きロック(『ロックだぜ! / だぜロック / 好きというのはだぜ! / 好きロック☆)』の歌詞を読み込んで、『僕は僕を好きになる』の主人公を重ねた掛橋。そういえば前に松村沙友理さんが『ありがちな恋愛』の歌詞について、「『ぐるぐるカーテン』の女の子たちが大人になったらこういう歌詞を歌うんだろうなという、そのまんまの歌だなと私は思います。」と解釈していたなぁ、ということを思い出しました。作詞経験のある2人ならではの視点なのかもしれません。
真佑ちゃんの連載は「『レコメン!』のディレクターになってみよう!編」。サブから指示出しをしたり原稿チェックをするさまを見て、「リアルにいそうだなこの激カワD」「いや実際こんな激カワDおらんやろ」のせめぎあいが繰り広げられています。先月のトリマー編もそうでしたが、田村真佑ちゃんってどんな職場にも自然と馴染める雰囲気と、絶対その場にいたら浮くレベルの可愛さの両方を持ち合わせている不思議な子。
B.L.T.【10月号】
P.3-25 ②遠藤さくら
(写真:前康輔 文:小畠良一)
⊿ 演技と自信
⊿ ライブと自信
⊿ センターと自信
P.26-33 ①松尾美佑
(写真:西村康 文:大久保和則)
⊿ ことことみゆ
⊿ ドラマティックな女の子
⊿ 憧れられることと好きになること
11ページ下のカット、生田絵梨花笑い(意:片目を閉じて目元に手を当てながら笑う様子)をする遠藤さくらさんが強すぎます。フリである笑いを我慢してムッとしている同ページ上のカットもズル。
あらゆる場面で自信のなさが足枷になっていると語るさくちゃんですが、ライブのステージでは自信を持てるようになった気がするとも。あまり深くは言及されていないのが残念ですが、10thバスラ 終わりの「のぎおび」での発言とリンクしてるような印象も受けます。
それにしてもこのインタビューは内容もさることながら、話の展開から帰結までがとても好きでした。まず全体的に質問が簡潔で無駄がない。無理にポジティブな言葉を引き出そうとせず、最後も綺麗に終わるのではなく、ヌルっと終わっているのがインタビューの内容とさくちゃんのキャラクターを反映しているようでよい。自信がない・迷路を歩いているようと、一見するとネガティブな内容にも捉えられかねないけど、心地良い余韻を残す読後感でした。
松尾の美佑ちゃんは卒業生の琴子を慕う言葉を連ねていました。
その後にこんなツイートを見たのだから嬉しくなっちゃいますね。
「ドラマティック」と聞いて思い浮かべるメンバーには、ラジオで時間を共にする清宮レイちゃんの名前を。自分だけでなく周りの感情を巻き込む姿は「絵本の主人公」のようだと形容しています。そんな紹介のあとに「自分でも好きな自分になれたら」という願いを口にしているのは偶然なのでしょうか。その思いを叶える助けとなる道標が横に立っていることに気付けるといいですね。
anan【No.2312】
【概要】
P.40-47 ①賀喜遥香
(撮影:横山創大 文:恒木綾子)
⊿ 2度目のセンターと笑顔になれるセンター
⊿ それぞれの支え方
⊿ 過渡期とこれから
【雑感】
こっちはシャンクスが表紙を飾る特別バージョンもあります。シャンクスが表紙……? 「抱き枕にしたい乃木坂46のメンバーは?」「筒井あやめちゃんです」という質問をする方も答える方もネジが外れているQ&Aが許されるのはananだけ。
これは初めてセンターに抜擢された『君に叱られた』期間(と当時を振りかえった時)のインタビューなのですが、今回の『好きというのはロックだぜ!』は似ているようで少しニュアンスが異なる言葉が聞けました。
「楽しそうにしているメンバーを」「楽しそうに笑顔で踊っている乃木坂46が大切だから」という以前の言葉からから踏み込んで、今回の意気込みからは「みんなが笑顔になれるようなセンターを目指して」と、より能動的な印象を受けました。
個人的に彼女ほど感情が鏡になって伝わる人はいないんじゃないかってくらい、賀喜遥香さんの感情には釣られてしまいます。それは大なり小なりメンバーたちも同じだと思っていて、彼女が涙を流せばそれに呼応するメンバーがいるし、彼女の笑っている顔が好きだというメンバーもいる。だから、今回のシングルの「みんなが笑顔になれるようなセンターに」という目標は、ツアーを通してちょっとの涙とたくさんの笑顔を見せてくれたことによって達成できたのではないかと思います。座長、本当にお疲れ様でした。
FLASHスペシャル【2022年初秋号】
P.4-15 ②井上和
(写真:藤城貴則 文:左藤豊)
⊿ おてんばでおとなしくてあわあわで
⊿ 乃木坂46メンバーとして叶えたいこと
P.16-21 ①五百城茉央×井上和×菅原咲月
(藤城貴則 文:左藤豊)
⊿ 3人の夏の思い出
⊿ はじめましての印象
⊿ ツアーの意気込み
P.22-25 ①北野日奈子
(写真:田川雄一)
⊿ 気になる後輩
⊿ 乃木坂の象徴として
⊿ もう一度おなじ道を
今月の「ここがすごいぜ井上和」のコーナーは、撮影に慣れていないと言いながら、その経験をライブや歌番組のパフォーマンスに昇華しているところです。それにしても「特技:弓道、絵、バレエ、ピアノ」という紹介は改めてヒキがありすぎるな……。
基本的にOGのインタビューはここではピックアップしない方針でいこうと思っていたのですが、今回の北野日奈子さんの記事は読み応えと依怙贔屓の都合でピックアップしちゃう!
気にかけている後輩として名前を挙げたのは、かねてから慕ってくれていた柴田柚菜ちゃんと新加入の奥田いろはちゃん。そして、もう一人。ここでは阪口珠美ちゃんに対して、自分のように選抜とアンダーを行き来して辛い思いはしてほしくないと語っていました。
2nd写真集のインタビューでは3期生のアンダーメンバーに「諦めてほしくない」という思いを溢していた日奈子ちゃんですが、それと同時に選抜とアンダーを行き来したことについては「自分以外が決めたことで気持ちが潰されそうになるのはしんどかったです。」とも吐露しています。
約半年前に開催された彼女の卒業コンサートでも、たまぴよと自身のキャリアを重ねたメッセージを送っていました。
彼女の価値観が全ててはありませんが、アイドルとして生きる時の心の在り方を心配して説いてくれる先輩がいることは、グループを離れた今でも暗夜の灯となってくれていることと思います。
そしてアイドル時代を振り返り、自分が歩んだ足跡にも思いを馳せていました。
ここで「今ならあの頃こうしてた」「こういう未来を作れた」といったifの世界を望むのではなく、また同じ道を辿る選択をするということが、それだけ彼女の中であの時期が大事なことだったのだと感じました。ともすればカタストロフィを迎えてもおかしくなかったあの時期は、ネガティブな意味も含む涙を共有したあの時期は、ファンとしても苦しく、美談にはできない記憶としても色濃く残っています。
あの時期が必要だったのかは今でも分かりませんし、彼女がそれを否定しないのは必要だったからと思いたいからなのかもしれません。それでもそんな過去も含めて肯定してあげるさまは、非常に北野日奈子らしいな、と思います。この強さを手に入れた彼女だからこそ、最後のステージで余すことなく、綺麗すぎる全てを見せてくれたのだろうな、と半年たったいま改めて感じました。
8月のいっちゃんいいやつ
グラビアは「アップトゥボーイ」の掛橋の沙耶香さん。もうこれはダントツ。今年の中でもトップクラスに好きでした。インタビューは構成等も含めて「B.L.T.」のさくちゃん。ananで賀喜遥香さんが最後に掲げた「ファンの方の思い出に残るアイドルを目指して」という純真な気持ちもめちゃんこ刺さったけどね!おしまい!
2022年9月30日
エメリンゴ
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