乾燥の季節 潤い補給と一緒に火災対策もお忘れなく!
12月も残りわずかになり、
いよいよ年の瀬の空気が強まって来ましたね。
寒さも一段と厳しくなり、
各地から降雪のお知らせも聞こえてくるこの季節。
寒さと共に厳しくなってくるのが、「乾燥」ですよね。
乾燥は、もちろんお肌や体にも対策が必要ですが、
同時に火災予防も忘れずに対策していきたいところ。
皆さん、火災予防対策はしていますか?
火を使うガスやストーブだけではない、
火災の原因となりうる火の元は、意外と沢山あるのです!
今回は、これからの時期に特に気を付けたい
火災予防対策についてお伝えしようと思います!
主な火災の原因は?
総務省消防庁によると、
火災の発生件数は減少傾向だそうです。
ただ、それでも2021年度では3万5,222件も発生しており、
死者数は1,417人、負傷者数は5,433人だったそうです。
減少傾向にあるとは言え、かなりの数字ですよね?
人命の損害ももちろん大きいですが、
2021年度の火災による損害額は1042億円となっており、
前年に比べ0.5%増加しているそうです。
人命は助かっても、家や店舗などの損害が大きく
その後の人生などに大きな影響が及ぼされてしまう火災。
そんな火災の1番の原因となるのは、
「たばこ」だそうです。
また、冬場は暖房器具などの使用も増え、
夏場に比べて火器の取り扱いも増える時期。
電化製品のコンセントなどからも発火しやすくなるので
こまめに掃除したり、正しく取り扱うなど注意が必要です。
乾燥するとより引火しやすくなるので、
火の取り扱いだけではなく、自然発火の原因にも気を配りましょう。
身につけたい火災予防対策
火災予防対策は、1度何かを備えたら安心!
という訳ではありません。
日々の行動から少しずつ気を付けていきましょう。
コンロや火器から目を離さない
当たり前と言えば当たり前ですが、
少しの時間でも離れるときは消すなど、目を離さないようにしましょう。
また、安全装置付きのものを選ぶとより安心です。ストーブなどの暖房器具や配線をまめに整理する
ストーブなどの周りに燃えやすいものが無いか、
破裂の危険性があるものは無いかなど、注意して使用しましょう。
また、コンセント周りのほこりから引火する「トラッキング現象」も注意です。
「タコ足配線をしない」
「コンセント周りは定期的に掃除する」
「使用しない家電のプラグは抜く」
と言った日頃の行動が火災予防に繋がります。放火に備えた環境づくり
火災の原因の上位に「放火」が入っています。
古紙やダンボールなど可燃物を屋外に放置せず、放火対策をしましょう。
また、車庫に侵入して放火されることもあるそうです。
車のカバーを防火品にするなど、車庫内まで気を配りましょう。防火機器を備えておく
2006年以降は、消防法の改正で
全ての新築住宅へ火災警報器の設置が義務付けられましたが、
それ以前に建てられた住宅には火災警報器が付いていない所もあります。
火災警報器や、家庭用の消火器などを備えておきましょう。
また、家電製品や調理家電は安全装置付きの物を選ぶようにしましょう。
もしも火事が起こってしまったら
どんなに対策を行っていても、火事が起こってしまう事もあります。
近隣の火事から飛び火を貰ってしまう事も。
もしも火事になってしまった時には、
落ち着いて次のような行動をとりましょう。
小さな火はすぐに消火
まだ自力で消火できそうな小さな火災(自分の背丈よりも小さい)は、
直ぐに消火しましょう。
布団などで火元を覆い、空気を遮断する事も有効です。
※電気火災の場合、水を使うと感電事故に繋がる恐れがあります。大きな声で周囲に知らせる・119番に電話をかける
火災を発見したら、先ずは大きな声で家族や近隣の人に知らせます。
その後落ち着いて119番に電話をかけ、
住所や状況などを正確に伝えましょう。消火できない火災は速やかな非難を
自力で消化できないほどの火災の場合や鎮火しきれない場合、
速やかに非難しましょう。
この時、燃えている部屋の扉を閉めてから避難します。
◆あらかじめ避難経路を確認しておきましょう
火災で亡くなった方の大半は逃げ遅れが原因だそうです。
いざという時に逃げ遅れない為にも、
あらかじめ避難経路や避難方法をシミュレーションしておきましょう。
また、火災の場合も想定して
直ぐに取り出せる所に防災バッグを設置しておくと安心です。
この時期、耳にする機会も増える火災のニュース。
怖いなとは思いつつ、
どこか他人事に感じていたりしますよね?
「対岸の火事」なんて思わず、自分事で考えて
いざという時の対策をしっかりしていきたいですね!
2024年、週1ペースのゆるゆる更新でしたが、
お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!
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