きらめく4分間
応援しているサッカー選手の試合を見に、茨城へ遠征した。
推し選手はスタメンではなかったが、ベンチメンバーに入っていた。
いつ交代の声がかかってもいいように、しっかりウォームアップする姿を見て、来てよかったと思った。
試合はどんどん進み、「そろそろ交代の声がかかってもいいのでは」と友人と共にジリジリし始めた。
「監督の時計が壊れているのではないか」とやや毒づき出したわれらであったが、残り4分で、秘密兵器は無事ピッチへと躍り出た。
わたしは、この4分で報われた。
いや、入念なウォームアップや、これまで積み重ねた練習の時間やらが、4分間の延長線上に存在しているのを知っているから、こそ、嬉しかったのだ。
とはいえ、次は90分出場で良いぞ。
頑張れ、わたしも頑張る。