果てしなきAWSコスト削減
※本記事は、各担当記事を広報チームが代行して公開しています。
この記事はSkillnote Advent Calendar 2024の9日目の記事です。
2024年3月に入社し、SRE業務を担当している 岸下です。
AWSのコストを観察していなければ、気付かない間にマリモの如く大きくなっていることがあります。ということで今回は、入社から10ヶ月間で取り組んだAWSコスト削減を振り返りたいと思います!
注:SRE(サイト信頼性エンジニアリング)とは
SRE は、信頼性の高い本番環境システムを実行するための職務、マインドセット、エンジニアリング手法のセットです。
Googleドキュメントより引用
SREとして取り組んだこと
SREメンバーは上長と私を含めて2名。
他の業務も並行して行っているため、まずは大幅なコスト削減が見込める部分から着手しました。
1.コストとリソースの把握
まず、AWSコストの現状確認を行いました。
弊社は毎月リリースを行っており、プロダクトは成長過程にあります。
そのため、各リソースが現在も利用されているか、今後も利用する予定があるかなど、プロダクトの成長に合わせてそのコストが適正か慎重に判断する必要がありました。
併せて、AWSの契約内容についても確認を行いました。
2.他社のコスト削減事例を調べる
前職がCIerであったため、ある程度はコストに関する知識がありましたが、他社がどのようなコスト削減を行っているのか情報収集を行いました。
参考
第1回 AWSコスト削減天下一武道会
3.AWS請求代行サービスの利用
弊社はAWS以外にもデータ分析基盤を利用しており、AWSとデータ分析基盤の割引が受けられるリセラーと契約しています。
請求代行サービスで得られるメリット
契約プランによる割引が受けられる
ドル建てではなく、円建てでの支払いが可能
無償のAWS技術サポートを受けられる
データ分析基盤の割引やサポートが受けられる
参考:AWS サポート FAQ
4.不要なリソースを削除する
ソースを洗い出した後、大幅なコスト削減が期待できる不要なリソースを計画的に削除しました。
5.スケジュールに応じてリソースを起動・停止する
開発環境のリソースに関しては、土日祝や夜間帯は停止する設定になっているか確認し、必要に応じてAmazon EventBridgeの設定を行いました。
6.RI・SPを利用する
リザーブドインスタンス(RI)とセービングプラン(SP)の割引対象となるAWSリソースの一覧を作成し、協議の上購入しました。
さいごに
入社から10ヶ月で行ったコスト削減は以上ですが、現在も月次でAWSコストが急激に増加していないか確認しています。
プロダクトが成長していく中で、どのようにAWSコストと向き合っていくか、今後も模索していきたいと思います!
引き続きSkillnote Advent Calendar2024をお楽しみください!