愛玉子ゼリーの戻り水(出水)について
noteを久しぶりに書きます。日々新しい発見があるのですが、うまくまとめるのに時間がかかっています。そんな中で、①愛玉子ゼリーの戻り水について、②最近起きた私自身の経験と③薬事法について書いてみようと思います。
クラウドファウンディングで広告をして以来、愛玉子ゼリーをいろんな人にお勧めして作ってもらったり、食べてもらったりしています。特に台湾の食に興味が無かった人や、台湾のことを知らなかった人にとっては新鮮に驚いてもらえることもあり、私もとても楽しい時間を過ごせています。
ゼリーを作っていていつも思うのですが、使う水の質によってゼリーからでる水の量が違います。どう違うかまでの細かい分析はまだ完了していませんが、市販のペットボトル飲料水で作ったときも、自宅の水道水を沸騰させて作ったお白湯を冷まして作ったときも、ゼリー状になってから冷蔵庫に1日置くと、ゼリーから水分が出てきてゼリー自体も少し凝縮されたようになります。水分の中にゼリーが浮いた状態です。初めての人が見ると、あれ冷蔵庫に入れてるのに溶けた?と思う人もいるかもしれませんが、これは植物由来100%で作った愛玉子ゼリーの特徴で、溶けてダメになったということではありません。(逆説すると、いつまでも水分のでないゼリーは混ざりものです)
①戻り水(出水)について。もし愛玉ゼリーを作るときに5分ごとにph数値を確認することができるならわかることですが、ゼリーを作り始めると徐々にとphが下がり始めます。そう、水の根本的な性質が酸性になったということです。これは愛玉の酸性酵素の作用によるもので、通常川の水などはphは7前後、多くの場合6.5~8.5だそうです。愛玉が凝固後ph値が4前後になると、出水(戻り水)し始めます。台湾の医学大学が発見した話によると、愛玉の残留水には酸性環境で更に活躍する抗菌蛋白質となる水解酵素(ヒドロラーゼ)が含まれているそうで、この水解酵素は人体の新陳代謝に役立つとのことです。。。。こういうことを説明してくれたのが愛玉農園の方ですが、大学とのお付き合いもある農園主の方の情報は侮れないと思いました。これは私が「戻った水は飲んでも大丈夫ですか?」と聞いたところこのような詳しい内容を教えてくれました。そして「だからゼリーと一緒に食べて、飲んでも大丈夫だよ」とのことです。体にいいってことなんですね。と私もホッとしていました。
なるほど、電解水素水で作った愛玉ゼリーからは一向に戻り水がなく2.3日経ってもプルンと固まったままだったので、すごい!と思っていたのですが、そもそも電解水素水のph値を9~10と高くし、愛玉籽の戻り水に反応するph値にまでいかないまま凝固していたからなのだとわかりました。ph値の高い水質はいわゆる高アルカリ性、それをあまりとりすぎると体によくないとも言われます。なるほどそれで農園主さんは心配してくれてたんだとわかりました。
ついでにお話しくださったことを付け加えると、台北の医学大学がかつて愛玉の残留水抽出物が結腸直腸がんと胃癌細胞の成長を阻害し、アポトーシスさえ引き起こす可能性があることを発見したとことでした。ここからは薬事法に触れるお話になるので、後述します。
う~ん ヒドロラーゼって? コトバンクによると
※〘名〙 (Hydrolase) 酵素分類法による酵素群の一つ。加水分解酵素の総称。一九六一年国際生化学連合(IUB)酵素委員会報告に準拠した酵素分類法による第三類の酵素名。
アポトーシスって??? 製薬業界への就職支援 アンサーズより
あらかじめ予定されている細胞の死。細胞が構成している組織をより良い状態に保つため、細胞自体に組み込まれたプログラムである。
細胞外から与えられた何かしらの障害(血行不良、外傷など)が原因で死ぬ「ネクローシス」の対義語として用いられる。
台湾固有種である愛玉子は台湾の医学界でも注目されている植物なのでしょうか? エビデンスになるかどうかは別として、庶民が日常に食べてるものだからこそ、私は価値があるものだと思っています。
②ここからは私の最近起きた経験を少し書きます。(今回は長い!)
今流行りの(?)賛否両論あるワクチン接種の2回目を無事終えました。受けるに至った経緯はまた個人的にお話する機会を設けるとして、受ける前に相当躊躇しました。かなりリスクが有ることを判断し、ワクチン接種しない主義の人の意見も浴びました。私の情報収集力の範囲で判断するとほんとにごもっともな意見であり、受けずに済むならほんとに受けたくない!というのが本音でした。がそうこうしてる間に抗体反応のでる可能性の高い2回目の日がやってきました。先月接種1回目は、実は抗体反応はほとんどなく、これなら2回目もたいしたことないかな?と思っていたのです。(年齢も関係していることはこの際置いといて)さてさて接種当日、えいや!と受けに行き、自分を労わるつもりでちょっと贅沢なランチも楽しみました。帰りにウインドウショッピングを少し楽しみ、帰路につきました。実は1回目より、首のだるさがきてるような気がして不安になってきたからです。さて晩御飯も終え、お風呂に入って早めに寝ることにしました。その日の夜、急に寝苦しく、「あ、これ熱が上がってきてるわ」と感じました。平熱の低い私はたとえば37度でも熱っぽく感じます。一応寝る前に2,3日前に作った愛玉子ゼリーの戻り水をコップ一杯飲み、めんどくさくなってシロップもかけずに、プレーンのままゼリーをほおばり床についたのです。するとどうでしょう、その夜コップ一杯以上の尿意に何度も起こされ、熱がでてしんどいのに夜中に4,5回尿意で起こされそのたびにたくさんおしっこがでました。(笑)こんな経験は初めてでした。もともと私は昼間さえ排尿する回数が少ないと友達からも指摘され、貯めすぎると体によくないよ、と言われるぐらい、一日遊んでいてもトイレを探すようなことのないタイプです。そして寝たら最後、普段は尿意で起きることはまだ今のところありません。(年齢がいくと、膀胱が弱くなり、頻尿になってよくおトイレに行く話は聞いたことがあるし、実際父もそうですが)さて翌朝、全身だるく、とてもじゃないが食欲はなし。ただひたすらおトイレに行っておしっこをする時間が波のようにくること半日。夕方少し熱が下がったかなと思ったので、用意しておいたロキソニンを飲むことなく、熱を初めて測ってみたら、37.5度でした。なるほどぜった昨夜は38度以上あったなと思いましたが、測らずひたすらおしっこをだして寝ることに専念したのがよかったのか、結果、翌日は、おでこに冷えピタを貼りながら過ごし、午前中にバナナとリンゴジュース、夜に軽い晩御飯を食べてまたよく寝たら、接種後2日めにはほとんど、熱はさがり、(ちなみに平熱はだいたい35.3~36度くらい)食事のたびに変な汗をかく程度になりました。(ちなみにこれを書く作業は接種後3日目で、既に平熱)
【感想】ワクチン接種2回目以降の症状をいろんな人から聞いていて、これくらいは最悪なるのかもと想定はしていたので不安はなかったですが、それにしてもワクチン打って、ロキソニン飲まなきゃならないなんて、なんのこっちゃと疑問をもっていたので、できるだけケミカルなことしたくなーーいとの「自分の信念」と「政府の推奨」と「無言の同調圧力」の狭間に揺れた乙女心(?)が選んだ選択肢は、ワクチンを打って、自然由来の愛玉子の効能実験を自分でしてみるでした。びっくりしたのは、どんだけ~、体の水分がなくなる~というくらいおしっこがでました。(もちろん夜中に脱水症状を恐れ水も飲みましたが500mlも飲んでないかな2Lペットボトルが2/3以上余ってたから。とにかく飲む元気もでなかったです、当日の夜中は。)
愛玉子は、体の熱を取る効果があるといわれています。それは利尿作用があるからだとも。なるほど発汗して体温を調整する我々人間、もう一つは排尿行為も体温調整につながっているのかも?と思いました。余分なものを体から出して、必要なものを口から得ることの健康をしみじみ感じた3日間でした。
③薬事法の話。 最後にこれを書くために気を付けないといけないなと思い厚生労働省のページや薬事法ドットコムのサイトなどをみて参考にした内容を書きとめておきます。
誰が見ても明らかな食品、これが明らか食品です。
健康食品は医薬品と誤解されるような売り方をすると薬事法違反となります。しかし、誰が見ても明らかな食品であればそれを医薬品と誤解する人はいません。それゆえ、明らか食品は薬事法の適用のないゾーンであり、効能を述べても薬事法違反とはならないのです。
46通知を継承した2001年の通知は次のように規定しています。
「ただし、次の物は判定方法による判定によることなく、当然に、医薬品に該当しない。
(1) 野菜、果物、菓子、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物
(2) 栄養改善法(昭和27年法律第248号)第12条の規定に基づき許可を受けた表示内容を表示する特別用途食品」
明らか食品において避けるべきオーバートーク
1.明らか食品であれば薬事法違反にはなりませんが、効果表現がオーバートークだと景表法違反となります。
2.景表法違反にならないためには効果表現の命題の立て方に注意する必要があります。
(1)客観的な命題の立て方・言い切り型はオーバートークとされやすいです。たとえば、「これで血糖値が下がる」「これで快眠できる」といった表現は余程の根拠がなければオーバートークになってしまいます。
(2)他方、非言い切り型はオーバートークになりにくいです。たとえば、「これで血糖値が下がったという体験談を二十通近くいただいています」とか「△△研究所が快眠効果があるという研究成果を発表しています」という表現は、その中身が真実であればオーバートークとは言えません。
上記を踏まえて、自分の体験をもとに書きましたが訂正箇所があれば適時治していきたいと思います。
ちなみに「愛玉子」はその寒天様物質として、医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)の植物由来リストにアイスランド苔 アオギリなどと並び1番めに表記されていました。アイウエオ順表記なので一番めだったようですがすぐに見つけられてホッとしました。(笑)(薬事法ドットコムのOK成分表より)
これからワクチン接種を考えている方、発熱することに不安を感じてる方の参考になれば幸いです。
植物由来の天然ゼリーができる「愛玉子」
にまつわるお話でした。
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