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表現したいことがあるとき

絵本を制作しようと思い始めて、本には書ききれなかったことをつづっています。

なにかに感動したとき、心が動いたときにそれを胸の内に収める人と、行動に移す人がいるとします。そもそも「心が動くとき」とはどういうときなのか?なぜそうなるのか?「動機」というものについて、その発火点はひとそれぞれ。なぜならその人その人で、持っている素材が違うから、発火点も当然違うのでしょう。キャンプが最近流行っていますが、火をつけるとき、着火しやすい素材と、何度火をつけても燃えない素材(たとえば水分が多すぎる木とか)人の心もそんなもんじゃないかなと思うわけです。

燃えやすい素材というのは案外、乾燥しすぎていてすぐ着火するけど燃え尽きるのも早い。でも火が起こるとエネルギーが放出されるわけだから、なにかしら他の人に影響を与えるわけですね。

私の着火点はそんなに簡単に燃え出したものではないという証のために、こんな大ごとになる本を出すということになったと信じたい。

と、ここまでは常に不安を抱える自分を鼓舞するための前説ですが、

本の帯の後述(裏面)には、その私の着火点が透けてみえるのではないかと思い、下に書きとめておきます。

『その果実を収穫するためには30mほどの高い樹に上らなければならず、命を落とす危険性があります。蜂を守るために農薬は使えず、気候によっては収穫量が左右され、市場価格は安定しません。生業にするにはリスクが高い作物ですが、台湾各地に農園があり、愛玉子を私たちに届けてくれるたくさんの方々がいます。』

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