子どもの好き嫌いはどう考える?管理栄養士が教えるポイント2つ
昨日の夜ごはんは、納豆と餅でした。
米を炊くことすら面倒くさい、栄養士のさぼてんです。
■好き嫌い、ある?
さっそくですが、お子さまに好き嫌いはありますか?
ちなみに先般のアンケート「お子さまに好き嫌いはありますか?」では、
8割の方が「好き嫌いがある」と回答されていました。
好き嫌いが発動するタイミングとして多いのが、1~2歳頃。
その後、どんどん嫌いなものが増えていき、
4~5歳でピークを迎えます。
この時期は特に、ポテトとミートソースしか食べない!のような
いわゆる「偏食」の子が多くなります。
(心当たりのある方、いらっしゃいませんか。。?(笑))
ただ、その後8-9歳になると、
好き嫌いは減少し、嗜好が定着していきます。
(逆に、ここでニガテなものは大人になってもニガテなことが多いようです)
これが健全な味覚形成のタイムラインなので、
まず、好き嫌い・偏食があること自体、不安に思わなくても大丈夫です。
ここ↑とっても大事です。
■とはいっても、克服はさせたい!
とは言っても、お母さんとしては、なるべく食べて欲しい、
栄養をとって欲しい、って思いますよね。私もそう思います。
そこで、克服させるためのアプローチについて、
シンプルに2つお伝えできればと思います。
①ステップを踏んで練習する(慣れさせる)
②メモリアルで楽しい経験をする(快楽をインプットさせる)
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①ステップを踏んで練習する
テーブルに出し続ける!食べなくても。
もし万が一子どもが食べる気を起こした時に食べられるようにしておきます。
ちょーーーっとかじっただけでも、口から出してしまっても大丈夫!
完食は目指さなくてOKです。
②メモリアルで楽しい経験をする
ここで言う「メモリアルで楽しい経験」とは、
お母さん・お父さんにほめられた とか、楽しい!嬉しい! というような
” ポジティブなイメージと紐づける ” ことを意味しています。
ちょっとした言葉がけや雰囲気づくりでプロデュースできるので、
よかったら↓チャレンジしてみてくださいね^^
▼前向きな言葉がけ
「一口食べられたね!すごいね!」
「心配しないでね、そのうち好きになれるよ」
逆に「〇〇ちゃんはこれニガテだもんね」という言葉がけがあると、
「私/ぼくはこれがニガテなんだ」とインプットしてしまうので、
避けた方がベターです。
▼楽しい雰囲気づくり
口にしたとき、お母さんが大げさに喜んでくれたり、
お皿やピックがキャラクターものだったり、
遠足の日(=楽しいイベント)にあえてニガテなものを入れることで、
食材と楽しい思い出とが結びついたりします。
ちなみに、よくある「混ぜ込む」という方法の場合は、
お子さまへの種明かしを忘れずに!
「さっきのハンバーグ、にんじんも入ってたんだよ!
すごいね、食べられたね!!」とぜひ褒めてあげてください♪
■最終奥義:「そういうルールでしょ」
前提として、食べるもの(種類)は大人が決め、
食べる/食べないは子どもが決めるスタンスをおすすめします。
例えば、「ヨーグルトほしい!」「ふりかけがないとイヤ!」
と言っても出してあげることはせず、
それによっておかずやごはんに手をつけなかったとしても
それは仕方なし と割り切るイメージです。
理由としては、すこし大きくなった後で
勝手に冷蔵庫からふりかけを取ってきて
おかずを食べずにごはんだけ食べる みたいなことを防ぐため です。
その上で、「必ず一口は味見をする」「箸だけはつける」というルールが
さも昔からそうだったかのように伝えましょう。(笑)
「え?必ず一口は味見をするルールだったでしょ?」と
くり返しくり返し伝えていきます。
やはり、ある程度の枠組みというか強制力は必要ですよね。。!
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いかがでしたでしょうか。
前向きな言葉がけや、楽しい雰囲気づくりというのも
忙しい日々の中では、正直そんな簡単ではないと思います。。
とはいえ、お父さんお母さんがニコニコしていることが
お子さまの健やかな成長にとって何よりの栄養かと思いますので
(うまいこと言った感)
あまりお子さんの食べた/食べないを気にしすぎず、
ご家族が和気あいあい、食事を楽しむ姿を見せてあげてくださいね。
それでは、また!
追伸:
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