エマーソンのジャッキ・・・おぼえたぞ・・・おぼえたからな・・・(2017年10月1日)
※これは2017年10月1日に書いた記事です
先日、紆余曲折あった末にスタッドレスタイヤを購入しました。
タイヤ交換シーズンは
当初、夏冬のタイヤ交換はディーラーにタイヤを持って行って交換していました。
友達がディーラーに勤めていたこともあって無料で交換してくれていたので。
しかし、なんというか、その友達の勤務先のディーラーが遠かったのです・・・。
行って作業してもらって帰ってくると3時間以上はかかってしまうのです・・・。
さらに善意で作業をしてもらっていたので、他のお客さんの接客をしていない時を狙って行かなくてはいけませんでした。
そしてある年、タイヤ交換を渋っていたら雪が降ってきてしまったのです。
「あー・・・間に合わなかったかー・・・これじゃ出かけられないな・・・どうすっかなぁ・・・」
雪が降って来てしまっている状態で遠くにあるディーラーまで行くこともできません。
かと言って雪が止んで溶け切るまで末のも辛い。
どうしたもんか悩んでいる時に思い出しました。
「前にタイヤがパンクした時にその場でスペアタイヤに自分で交換したっけなぁ」
昔々、会社の忘年会兼社員研修の会場に車で移動中、車がパンクしたことがありました。
その時、車に積んであったスペアタイヤと、同じく車に積んであった標準的なジャッキアップ用工具を使い、自分でタイヤを交換したのです。
やることはその時と同じです。
ただ交換するタイヤが4本なので、4倍の労力がかかるというだけで。
そのことに気がついて以降、車載のパンタグラフジャッキを使って夏冬のタイヤ交換をするようになりました。
移動の手間もかかりませんし、素人なので時間はかかりますがディーラーに持っていくより総合的には速く終わります。
そして何より自分一人で終わらせられます。
ディーラーだと友達の勤め先に出向いてお願いをしなくてはいけませんし、ディーラーの方々とも少なからず接することになります。
超絶人見知りなワイにはストレスがかかるのです。
心的ストレス < タイヤ交換の作業
という方程式に従うと大変でも自分でやってしまいたくなるのです。
タイヤ交換はつらい
というわけで、毎年のタイヤ交換はもう自分でするようになったのですが、やはりタイヤ交換は大変なのです。
何と言ってもタイヤって重いのです。
タイヤを車の横まで持っていくだけでも体力の限界を迎えそうになります。
そこからのジャッキアップです。
ジャッキアップは車載されているパンタグラフジャッキ(シザージャッキともいうそうですね)を使うのですが、これがまた大変です。
ぐるぐるぐるぐると工具を回してジャッキアップさせて車を浮かせなくてはいけません。
当然ですが、車も重いのです。
1トン以上ありますからね。
タイヤ1個分上げるだけでもとんでもなく体力を使います。
そして車が浮いたらタイヤを取り外さなくてはいけません。
当然ですが、タイヤは走行中に外れないようにボルトとナットでガッチリ固定されています。
それを外すのも車載の工具を使うと腕力がいります。
タイヤが外れたら今度はタイヤを付けなくてはいけません。
取り外すのより取り付ける方が若干大変です。
タイヤを持ち上げないといけませんからね。
そして当たり前ですが、タイヤが外れないようにまたガッチリ固定します。
タイヤの交換が終わったらジャッキを下げなくてはいけません。
上げる時よりはらくですが、それでも体力が奪われていきます。
無事車体が地面に降りたら1個のタイヤ交換が終了します。
これを4セットしなくてはいけません。
ほんと、体力と腕力がないと辛いのです。
調べてみたところ、そもそも車載の工具やパンタグラフジャッキは、あくまで緊急時用という位置づけで車載されているものらしく、毎回それでやるのはオススメできないようです。
思い切って油圧ジャッキを購入することに
そんなこんなで、タイヤ交換するのは体力的に若干憂鬱だなあと思っていた所でした。
ヤフーショッピングからのメール「この前お買い物した時にプレミア会員(お試し)になってくれたからポイントたくさんついてますよ」
というメールが来ました。
そういえば、先日スタッドレスタイヤとホイールをヤフーショッピングで購入した時に、プレミア会員が無料で試せてしかもポイントがたくさん付く、というような文言を見た気がします。
無料期間が終わる前に解約するから損はしないな、というのだけ確認してプレミア会員になっていたのでした。
その時のポイントが結構な金額付いていました。
「このポイントを使えば油圧式のジャッキを買ってラクにタイヤ交換が出来るじゃないか!」
こうしてワイの油圧ジャッキの情報収集が始まりました。
油圧式ジャッキにも色々ある
油圧式ジャッキにも色々あることは知っていました。
修理工場に置いてあるような巨大なものからボトルのような形状のものまで、そして性能に応じて値段もピンきりだと。
そしてこれは知らなかったのですが、ジャッキというのは車を上げるための道具であって、持ち上げた車体を支える道具ではないのです。
ジャッキで持ち上げた車体は、ジャッキスタンド、通称ウマというもので支えるものだということです。
つまり、油圧式ジャッキを買うなら、このウマも一緒に買っておく必要があるということでした。
油圧式ジャッキはアストロプロダクツかアルカンがいいらしい
ワイの情報ツールはGoogle先生だけではありません。
最近のグーグル先生はなかなか生の声を拾い出すのが難しくなっているように思います。
商品の購入にはやはり生の声が参考になるので、残念な限りです。
そこでワイはツイッターを使って商品の評判を調べたりしています。
『◯◯のジャッキ買った』『◯◯のジャッキはダメだな』
というようなツイートを拾うのが目的です。
そこで拾い上げたつぶやきたちをまとめると、
・安いやつはやっぱり安いだけのことはある
・ジャッキは車という重い物を持ち上げるので粗悪品を使うと命の危険もある
・アルカンとかアストロプロダクツのジャッキは評判がいい
・アルカンのジャッキは高い
・アストロプロダクツのジャッキはかなり高い
という感じでした。
やはり安いのは壊れやすかったり、性能的に劣っていたりするようです。
そして評判のいいのはアルカンというメーカーとアストロプロダクツというメーカーのようです。
前者は聞いたことがなかったのですが、後者のアストロプロダクツは家の近くで店舗を見たことがありました。
入ったことはないんですけどね。
この評判のいい2社の油圧ジャッキを調べてみたのですが、これがまた高い。
一番安いのでも、アルカンで1万以上、アストロプロダクツで2万以上はします。
それでも油圧ジャッキ業界や車イジリ大好きヒューマンたちからしたら安い方のようでした。
たしかに安全面も考えるとこういった安心できるメーカーの製品を使いたいところではあるのですが、なにせお金がありません。
そんな高いものは買えません。
悩みに悩んだ末、ジャッキは最悪使い捨て覚悟で5千円クラスのものを選ぶことにしました。
もっと安いのだと3千円とかありましたけどね。
まずはヤフーショッピングでウマを購入
購入するものと価格帯はだいたい絞れました。
ヤフーショッピングで狙いの価格帯のジャッキはそんなに安くなっていなかったので、ヤフーショッピングではウマ関係のものだけ買うことにしました。
ウマと、ウマに付ける車との接合面を保護するアタッチメント、これをヤフーさんからもらったポイントで購入しました。
へへへ、ほとんどただで買えちまったぜ。
そしてこちらが届いたジャッキスタンドです。
4トンまで支えられるものが2台入っています。
安全用のピンも入っていて良いですね。
って穴あいとるやないか!
車関係の人達ってこういう粗雑なところがあるように思えるのがマイナスポイントですね。
初めから破れているものを発送したのか、運送中に破れたのかはわかりませんけどね。
運送業者も業者によってすごい雑に荷物を扱うところがありますからね。
これが一緒に買ったアタッチメントですね。
先端にラバーが付いているので車体に傷が付く心配がありません。
付属のものにもラバーが付いてはいるのですが、ホントに気持ち程度なので、これを使った方が安心みたいです。
ツイッターで画像検索したら大体の人はこれとセットで購入してました!
開けてみるとこんな感じです。
うむ、良い安定感です。
って初めからキズがついとるやないかーい!
そりゃね、使えば絶対キズは付くだろうけどさ、初めからこういうの良くないと思うんですよ。
重機屋さんとかの手伝いをしたことがあるのですが、その時にみた新品の重機も新品なのにキズがあったりしました。
大きくて重たいものを扱う業種の人達はほんと、そういう些細なのは気にしないんでしょうかね。
そういうの、ワイ、嫌いだな!
イエローハットで油圧ジャッキを購入
油圧ジャッキの狙いの価格帯のものをネットショップで色々探したのですが、特価品のは見つけられませんでした。
さらにオートバックスとイエローハットを巡ってみたのですが、だいたい価格は同じようなものでした。
車検などで使っていたイエローハットさんのポイントカードを確認してみると、1500ポイントほどあるではありませんか。
さらにイエローハットさん、3000円以上の商品購入時に使えるクーポンをLINEなどで流しまくっています。
これを併せて使えば2000円ほど料金から引くことができます。
そんなわけで、支払い料金が一番少なくて済むイエローハットさんで油圧ジャッキを購入することを決めました。
お安く手に入れた油圧ジャッキがこちらです。
エマーソンのローダウンジャッキ2tです。
多分ローダウンじゃなくてもいいんですが、なんとなくローダウンのジャッキにしました。
なぜか普通のより安かったですしね。
イエローハット!
保証書もあって、なんか保険も入ってあるようです。
これが壊れたことによる損害とかを保証してくれるんでしょうかね。
開封の義・・・そして・・・発見
ジャッキスタンドに引き続き、このジャッキも開封の義を行いたいと思います。
こんなケースに入っています。
基本的にしまっておく期間が長いのでケース入りなのは良いですね。
しまいやすい。
パカッ。
保証書を抜いて、棒状のものに巻かれていた紙を取った状態です。
左の丸いところがせり上がってくる部分ですね。
左側にあった筒状の部位です。
ここに棒を刺して、キコキコと上下させると、油圧のチカラでラクに重いものを持ち上げることができます。
これが筒状のところに差し込む棒、ハンドルバーですね。
持つ部分はラバー製のすべり止めが付いていますね。
ん!?
おや?
割れとるやないかーーーーーーーーー!!!
握り部分のすべり止めがパックリ割れています。
ここは力点視点作用でいうところの力点です。
人間が一番チカラをかける部分です。
そんな部分がすでに割れているということは、そこからすぐに破損が広がっていきます。
それにこの部分を手で持つのですから、手を怪我する恐れもあります。
さすがにこれは辛いなぁ、ということでしかたなく販売店であるイエローハットさんに持ち込んで返品交換してもらうことにしました。
マジかよイエローハットさん・・・
重い油圧ジャッキをイエローハットさんのレジカウンターまで持って行き、店員さんに話しかけました。
ワイ「あの、すいません、先日ここでこれを買ったのですが、取っ手部分のゴムが割れてるのですが、交換とかってしてもらえますか?」
店員さん「(破損状況を確認して)あー、なるほど・・・わかりました、今別の商品を持ってきますね」
<少し待つ>
店員さん「持ってきました、こちらと交換で・・・あ・・・これも割れてますね・・・」
ワイ「・・・えっ・・・」
店員さん「もう1つあるのでそれをみてみましょうか!」
<少し待つ>
店員さん「・・・もう1つのも同じだったので・・・まあ初めから全部同じですし、使用には問題ないと思うのですが・・・」
ワイ「・・・そう・・・ですねぇ・・・」
店員さん「店舗にはこれしかないので、あとは返金をさせて頂くか・・・」
ワイ「(返金はめんどくさいなぁ・・・ポイントとか割引のからみもあるし・・・)・・・じゃあもういいです・・・」
おさまらぬ憤り
なんてことでしょう。
店舗にある全ての商品が割れているなんて。
これはイエローハットさんが悪いというよりはメーカーに責任がある気がします。
重いものを持ち運ばされ、初対面の人とのコミュニケーションをとらされ、なんの成果もあげられなかったことで、憤りがおさまりません。
ワイ『・・・そうだ・・・ワイはこれから・・・クレーマーになるっ!』
クレーム
メーカーにクレームを入れる決意をしたワイ。
保証書に記載されているホームページから問い合わせフォームを発見し、そこからクレームメールを入れることにしました。
メール本文
下手に出ながらも丁寧に怒っていることを表現しています。
逆に怒られたらどうしようか、なんて不安もありつつ送信ボタンを押しました。
返信メール本文
着払いで送れば交換してくれるとのことです。
よかったよかった。
販売店への対応もしてくれるとのことです。
実際どのような対応をするのかはわかりませんが、不良品がなくなるとよいですね。
返品発送
クレームも上手くいき、翌日にハンドルバーをメーカーに発送することにしました。
とりあえず先端が危なそうなので、先端をぐるぐる蒔きにしました。
それをダンボールで挟んで、セロファンテープでぐるぐる巻きにします。
アマゾンとかメルカリとかヤフオクで色々売っていた時に用意していたデカいセロファンテープが役にたちました。
裏面はこんな感じです。
平な部分がないと送付状(?)が貼れないですからね。
そして近くの郵便局で着払いの用紙に記入します。
あとは受付のおばちゃんに渡して任務完了です。
ひと仕事終えました。
帰宅すると
郵便局から帰宅して一息ついていると、宅急便が届きました。
ドーン!
なんと、クレームして、先ほどハンドルバーを発送したばかりのメーカーから荷物が届きました。
まさか・・・と思いながら開けてみると・・・
ハンドルバーでした。
さっき送ったばっかりなのに・・・。
クレーム対応を初めてから交換品を即座に送り出したということでしょうね。
スピード的にそうでないとありえません。
なにか問題があった時に真摯でスピーディーな対応をすることで、逆にお客様の心を掴む、というのがこんな対応なんでしょうか。
ワイ「なにか粗品とかあったりしないのかな?」
とゲスい考えで箱を覗いてみましたが、ハンドルバーしか入ってはいませんでした。
というか、送付状とかそういう紙切れ1枚ぐらいは入れたほうがいいんじゃないのかな・・・・。
確認してみよう
さすがに返品交換で送られてきたものです。
同じように割れているなんてことはありません。
うんうん、きれいなもんですね。
きれ・・・い・・・
ん!?
なんかキズあるんだけど・・・。
2箇所ほど、なんかキズが・・・。
手で持ってみると、ちょうど人差し指と中指の爪が当たりそうな部分です。
このメーカーには未使用在庫はないのでしょうかね?
もう疲れたよ・・・
さすがにこれに対してのクレームを入れる気力と体力はもうワイには残されていませんでした。
この送られてきたモノを使うことにしました。
あとは、肝心の油圧ジャッキが問題なく長く使えてくれることを祈るだけです。
ただ、もう二度とここの製品を選んで買うことはないだろうな、そう思いました。
しかばね一葉