![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168475803/rectangle_large_type_2_c834a8874459f7a7f40bae7b87dfb334.png?width=1200)
国語の授業で活用できるポッドキャスト
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
2024年最後のポッドキャスト配信で、国語科の先生はぜひChronicleさんのポッドキャストを聞こう!という話をしました。
すると、ある方から「Chronicleさんのどのポッドキャストがオススメですか」という質問をいただきました。
そこで、今回はChronicleさんのポッドキャストのうち、特に国語科の授業にオススメのポッドキャストを紹介します。
一部Audibleなど有料でなければ利用できないものも含みますが、ご了承ください。
まずはここから
国語の授業(高校の国語を想定しています)と相性が良いと思うコンテンツを紹介します。割と誰でも馴染みやすいと思います。
News Connect 〜あなたと経済をつなぐ5分間〜
何はともあれ、とにかくまずはこれを聞いてください。
特に現代文の授業を教えている人にとっては、日曜版の塩野さんと野村さんのニュース解説は色々な面で役に立ちます。
また、毎日のニュースのインプットとして非常に便利です。そして、小論文指導の題材としてもかなり役に立つはずです。
ホームルームで生徒に聞いてもらうのも良いかもしれませんね。
a scope 〜資本主義の未来編〜
これは配信は既に終わっているので、アーカイブのみでありますが、まさに高校の現代文のど真ん中の題材です。
教科書で資本主義や近代合理主義の限界についての題材を読んだ後に、このポッドキャストを聞けば、教科書の話題がまさに現代社会に直結しているのだと実感できるようになっています。
経済番組 グリーンビジネス
これも現在は配信が止まっていますが、内容としては、現代社会のど真ん中の題材であるので、教科書で学んだ内容が現代社会でどうなっているのか…という観点でつながりやすいですね。
あともう一つこの番組が参考になる点としては、ビジネスで気候変動の問題に取り組むという考え方です。学校という場の傾向として、気候変動ような話題はどちらかと言えば、倫理観や教養みたいな力での解決を目指していくという語り方になりがちな印象がありますが、実際の現場はビジネスの力が非常に強力に役割を果たしているわけです。
そういうことを生徒や先生が知るためにも、この番組はかなりよいのではないかと思います。
少し幅を広げるなら
ここからは授業に直接的に役に立つかは「人を選ぶ」という印象がありますが、探究や進路などの側面で役に立つのではないかと思うコンテンツを紹介します。
経営中毒 〜だれにも言えない社長の孤独〜
Japan Podcast Awardのベストナレッジ賞にも選ばれている、Chronicleさんの中でも最も人気コンテンツの一つ。
内容としてはタイトルの通り「経営者」の視点からビジネスを解説するというポッドキャストです。このポッドキャストがある意味で最も学校から縁遠いはずです。
しかしだからこそ、様々な面で勉強になります。
学校の先生をしているだけでは知らないことを学ぶことも、生徒に対する進路を示すときに非常に役に立ちます。最近では起業をしたいという生徒は意外と多いので、こういう知識を知っておくことは生徒に示せる進路の幅を広げることにつながります。
また、私たち教員は「学級経営」という言葉があるように、自分のクラスを持つということがありますが、その時に、意外とこのポッドキャストの、経営者の視点ということに共感を覚えたり、「ああ、そういう見通しを持てば良いのか」と気付いたりすることがあります。
書籍化もされているので、こちらから授業に持ち込むのも手かも?
ReTACTION Radio〜知とビジネスと仏教の交差点〜
龍谷大学の先生方がご自身の専門などの関連させた話を配信しているポッドキャストです。
これは現代文の授業との相性が良いですが、先に紹介したものよりもやや難易度は上がります。
特に大学の研究とは何かという観点からの切り口が鋭いなと思うことが多いので、実は大学選びの考え方としてこのポッドキャストから学ぶことが多いのではないかと感じます。
また、探究のテーマの立て方に苦しむ現場の先生は多いかと思うのですが、このポッドキャストでは「なぜその研究を?」という話題がちょくちょく出てくるため、時間をかけて何かを明らかにしたい課題とどのように出会うのかということを学ぶためにも役に立つと思います。
あいだのハナシ
探究に困っているならこれ。
探究するべき社会課題とどのように出会うのか、そして、それを解決していくためにどのように実行していくのか、そういう現場の手触り感を体験するのによいコンテンツです。
探究に困るのは、探究とは何かのイメージが持てないからだと個人的には思っています。
だからこそ、実際の大人の探究のようなこの番組で、イメージを持つことは指導していく上でも役に立つはずです。
有料でも良ければ
以下はAudibleの配信になるので、基本的には有料です。それでもオススメしたいコンテンツが以下のものです。
ゆかいな知性
タイトルの通りです。もう教科書かな?
各分野の専門家がそれぞれの分野の一番おいしい話を伝えてくれるコンテンツとなっています。
内容も多岐にわたるので、ここぞという時に選んで活用できるのよいですね。
The Reading List 〜未来に残るビジネス名著〜
これは先生方の仕事術の勉強として最適です。
仕事のノウハウが詰っているコンテンツであるので、仕事の生産性を上げたい、でもビジネス書を読んでいる暇はない!という教員のニーズにジャストフィットします。
とにかく、仕事が上手く回らないで困っている先生はこれを聞いて、すぐに真似できることを実践してみることをオススメします。
また、ビジネスでのものの考え方を学ぶという意味でも非常に参考になります。
やっぱり学校とは全然違うロジックで動いているのだなと実感するだけでもかなりの意味があります。
みんなのメンタールーム
自分のイチオシです。
森羅万象あらゆるお仕事のお悩みについて、風呂敷畳み人の二人が見事に回答していくという番組です。
自分のような教員にとってはビジネスでの考え方を学ぶという意味で非常に参考になりますし、問題をどのように定義して、解決の為の道筋を組み立てていくのかという議論の過程に興味が惹かれます。
ちなみに、自分は#343でまさかの出演をしています(笑)。推し活の成果!
推し活記事でした
というわけで、自分の好きなものをただ推し活したかったという記事でした。
ただ、コンテンツはどれも質が高いので、一つでも試していただけると嬉しいです。
今回も読んでいただきありがとうございました。シェア、コメント、いいね!をしてくれたら嬉しいです。
連絡先
もし、何かご相談ごとがあれば以下のリンクからお問い合わせください。
問い合わせ
https://note.com/skasahara/n/n7d251ab8d751
X(Twitter)
https://X.com/skshr_kokugo