![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150134631/rectangle_large_type_2_c8da772fecda1869a5e260db7b63a90b.jpg?width=1200)
日本国語教育学会1日目
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
本日は仕事の予定がなくなったので、日本国語教育学会の全国大会の初日に参加してきました!
本日は研究授業の参観と研究討議でしたが、非常に楽しかったです。
単元の設定が魅力的
用事があるので最後までは見られなかったのですが、今日の研究授業と研究討議は面白かったです。
「短歌に対して短歌で交流する」というシンプルな授業の構造でしたが、色々なかたちで言葉を何度も子どもたち自身で吟味する構造になっているから、これはやってみたら楽しいし、力がつくよなぁと思います。
研究授業の最後に、感想を聞かれた生徒が「やる意味がわからなかったけどやっているうちにチカラがついた」という趣旨の話をしていましたが、かなりこの単元の本日をついた発言でしたね。
「なんだか分からないけど自分自身で言語活動を試行錯誤していくなかで学んでしまっている」という単元のあり方に自分は魅力を感じるようです。
この単元は散文ではなくて韻文であることが、短歌であることが絶妙に上手く機能しているのだと感じます。たぶん、五七五だと短すぎるし散文だと美辞麗句に偏りそうな危うさがあるので、三十一文字という形が本当に絶妙ですね。
生徒の生の言葉遣いと国語科にふさわしい言葉とは?というフロアから上がってきた質問がありましたが、これもまた面白い観点ですよね。
登壇の先生方からの返答からあったように、子どもたち自身の活動の中で磨かれる可能性は高いというのは本当にそのとおりだと感じます。
その年齢の、その時の気持ちは、その言葉でなければ表現できないことがあると思うので、倫理的な問題がないものであれば、そこにあまり介入していかない方が良いのだろうなと個人的には感じていますが、言葉を扱う科目だからこそ丁寧に考えたいことですね。
明日は自分の発表があります。
高校の国語のイメージをもっと楽しくしたいですね。