「変わる学び」になっている…?
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
日本経済新聞でこんな記事を見つけました。
「デジタルの大波 技術発展で変わる学び 教育進化論」というタイトルの連載が始まるようです。
おそらく、これから記事が公開になっていく連載なので、現段階ではあまりこの内容について意見はありません。
しかし、上記のリンク先の記事を見ていて、違和感を覚えることがあるのです。
揚げ足取りのような内容であることは先に断っておきます。
画像のイメージが…!
テクノロジーや新しい教室づくりについての内容が紹介されている記事ですが、だからこそ気になることがあります。
それは、今回の記事のイメージが基本的に「教員が前」「生徒は前を向く」ということを前提にしているなぁということです。ちょっと意地悪く言うならば「ICTを教具として使うイメージ」を強調した形になっていると感じます。
せっかくのICT端末の活用を大きく進めようとするのであれば、先生が前にいて子どもたちは先生の方を見るというイメージからの転換は意図的に考えた方が良いと思うのです。
上記の記事の教室のイメージだと、ただ黒板を電子黒板に取り替えただけのイメージで、学び方や学びの形態についてはあまり変化がないように感じてしまいます。
イメージの転換は大切
例えば、ICTを活用した教育のあり方の名著である『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』という本の中に次のような一説があります。
ブレンディッド・ラーニングとはどのようなものかという説明は省略しますが、ICTを活用していくのであれば、教室のあり方はおそらくこの方向になるのだろうと考えています。
つまり、個人個人が自分の端末を自分の学習に活用するようになるのであれば、一斉に教員の方を向くというイメージよりも、色々な形態の学び方が混在している教室というイメージが先に来るようになってほしいと思っています。
今回も読んでいただきありがとうございました。シェア、コメント、いいね!をしてくれたら嬉しいです。
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