端末とお金の問題
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
教育新聞でこのような記事がありました。
公立の小中学校はGIGAスクール構想のおかげで、一人一台端末が(どのくらい実働しているかの問題はあるにせよ)貸与されるわけですが、高校はそうはなっていないからこそ起こる問題ですね…。
負担金額はかなり重い
有料記事なので詳細な数字の紹介は避けますが、端末の購入費用の全国平均が、国公立で約6万、私立で8.7万円と相当に高額な平均額が紹介されています。
ちなみに勤務校はChromebookですが、一般的なGIGAスクール向けのスペックの端末にしており、上記の値段に比べるとかなり安く抑えられています(それでも金額の負担感は小さくありません)。
端末選びの議論の際には、どうしても「こういうことを教えたい」ということが先行して夢を詰め込みがちなのですが、やりたいことが高度で個別的になるほど、端末の値段も高額になっていきます
例えばWindowsでOfficeを使わせなければいけないのだという主張は未だによく聞くのですが、Windows端末でストレスなくマルチタスクができるスペックとなると、とても上記の全国平均の値段では厳しいものがあります(保守にかかる手間と費用がさらにかさむことも忘れてはいけない…)。
端末に頼らない方法が増えている
現在は、Google ClabやFigmaやCanvaのように、一昔前は特定の端末しか実践が難しかったことが、ウェブブラウザから手軽に出来るようになってきています。
高額な投資をすればその分だけやれるようになることは増えるのですが、汎用的なツールをコスパのよい端末で使い倒していくうちに、どういう機能が自分が必要なのかのイメージを持てるようになってくれることの方が大切な気がしています。
自分のやりたいことが見えてきたら、学校の学習端末を超えて、いよいよ自分の欲しいものを選んでいけば良いのではないかと思うのです。
ちなみに自分は素人ですからChromebookでもう十分です(笑)。一般的なChromebookの性能にちょっと物足りない時は、家で使わなくなったちょっとスペックのよいPCにChrome OS Flexを載せて使います。びっくりするくらいサクサクで便利ですから。
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