GoogleドキュメントがNotion的に?
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
今年度に入ってどんどんGoogleドキュメントが変化していますね。このnoteでも少し紹介した機能もあります。
Googleドキュメントは毎日使っているのですが、普段の使い方だと決まった機能しか使わないので、しみじみとメニューを眺めてみると随分と新しい機能が増えたなぁと感じます。
そして、その機能の作り方がなんだかNotion的だなと感じています。
@マークでメニュー
もう半年以上前に実装されていたと思いますが、Googleドキュメントで「@」を押すと様々なメニューが出てくるようになっていますね。
残念ながら半角の「@」なので、日本語入力をしているときにはちょっと面倒。Notionも後から日本語入力の時には「;」でメニュー呼び出しに対応したので、Googleドキュメントもそのうち改善されるかな…?と思っています。
仕事のためのテンプレート?
「@」で呼び出すメニューの中には次のようなものがあります。
これはそれぞれの目的に合わせて使えるようなテンプレート機能のようなものです。
例えばプロダクトのロードマップを選ぶと…
このような形でテンプレートが挿入されます。
この形式ってめっちゃNotionみたいですよね?
ちなみに「ステータス」の部分についても最近追加された機能で、クリックで選べる「プルダウン」のリストになっています。
これもNotionの「プロパティ」みたいな機能になっている印象ですね。
レイアウトの大きな変化
確か今年の四月頃だったと思いますが、「ページ分けなし」形式というレイアウトが追加になりました。
自分としてはGoogleドキュメントを印刷して使うことはほとんどないので、印刷レイアウト形式での編集はちょっと使い勝手が…と思っていたので、結構、嬉しい変化でした。
設定は簡単で上のスクリーンショットのように「ファイル」→「ページ設定」を選択し……
「ページ分けなし」を選択すると簡単に設定ができます。
いや、もうこうなると「めっちゃNotionじゃん!」と思ったのがNotion大好きユーザーの正直な感想です。
Notionと比べて
さて、非常にNotionに機能的には寄ってきているのですが、実際、二つを使い勝手を比べるとどうなるでしょう?
結論から言うと「Notionの変わりにはならない」という当たり前の結論になります。
そもそもNotionがデータベースを中心とした機能なので、ドキュメントを書くことを目的としたGoogleドキュメントと比べることはナンセンスですね。
Googleドキュメントの機能が拡張されたことで、一つのドキュメントに様々なデータを集約しやすくなったという印象です。
最近になってGoogleドキュメントなどのファイルをドキュメントの本文に貼り付けると、長々しいURLやタイトルでリンクを貼る以外に、上の写真のように「チップ」で貼り付けられるようになりました。
そのため、一つのドキュメントに色々な関連ファイルを整理して示しやすくなりました。
「ページ分けなし」の設定と「チップ」表示を組み合わせると、参考資料の整理が圧倒的に楽になります。
そのため、自分は「他の先生に共有したい資料」をGoogleドキュメントに貼り付けて共有するというような使い方をしています。
こうして、リンクが気軽に貼れるようになると、授業案の作り方自体も少しずつ変化している感じがします。
気軽にリンクを大量に貼れてしまうので、紙に印刷して再現することが難しいとも感じています。こうなってくると、授業づくりのやりかたもだんだん変化していくのだろうなぁとぼんやりと感じます。