フランス ノルマンディー/ブルターニュ 旅備忘録 2023年9月
はじめに
13年前、学生時代に初めてレンヌを訪れた。
その時はモン・サン・ミシェルに行く為で、TGVでパリのモンパルナス駅から2時間かけてレンヌ駅に着いてそこからバスでモン・サン・ミシェルへ向かったので、レンヌの思い出は冬の寒いバス停で早朝にバスをひたすら待つという、思い出しかない。
あれから、13年。
ふとあの当時を思い出し、リベンジ旅をしたくなり今回の旅を決行した。
レンヌ・ブルターニュ空港から市内へ
アムステルダムから直行便があったので今回はレンヌ空港を使用した。
市内へはバスかタクシーという選択肢があったが、今回はタクシー(Uber)で向かうことに。市内中心のホテルまで30分ほどで金額は20ユーロほどだった。
バスは頻繁に走っているようだが、レンヌ駅近辺に行く場合は乗り換えが必要になるので、レンヌ駅近辺に泊まる場合は少し気合が必要そうだった。(旧市街へは一本で行けるようなので旧市街に泊まる場合はバスがコストパフォーマンス最高だと思われる)
レンヌ市内みどころ
旧市街
木骨の家と教会が立ち並ぶ旧市街は非常に美しかった。
特に15世紀末から16世紀初頭に多く建てられたらしく、まさに中世のブルターニュの街を感じさせてくれた。
レンヌは古くからブルターニュ地方の中心地としても栄えた街ということもあり、市庁舎やサン・ジョルジュ宮殿等の建物も美しかった。
特に18世紀、その当時の著名な建築家であったガブリエル親子が手がけた市庁舎は美しく、外見を見るだけでもレンヌに来た甲斐があると言えた。残念ながら写真を撮り忘れる。。
レンヌ駅
旧市街とは打って変わってモダンな佇まい。
建築家は誰か調べられなかったが、流線型のフォルムが美しい、駅舎だった。ここの建築家が誰なのか教えて欲しい。
レンヌ美術館
レンヌ駅から旧市街に向かうとその手前に美しい建物が現れる。
ここは17世紀のフランスを代表する画家、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの名画”新生児”が飾られていることでも有名。キアロスクーロを用いた彼の典型的な画法を見られる。
私が訪れた際はなぜか、、、入館料が無料だった。
La Criée Marché Central
旧市街近くにある屋内市場、魚介からお肉、ワインまで美食パレードを味わえる。ここだけで半日は滞在できそうだった。
最終日には新鮮なオイスターと白ワインをいただいたたが、オイスターが一つ約1ユーロと破格の値段で慄いた。
レストラン情報
La Saint Georges
ブルターニュ地方といえばガレット、ということで血眼になって探したお店。種類も豊富かつ、お酒も頼むとガレットにあったものをチョイスして持ってきてもらえる。
Le Grill
ガレット以外の地元料理を食べたく訪れた店。
ラムステーキを注文したが、味は普通だった。
宿泊場所
le paris-brest hôtel
駅真正面の割に1泊70ユーロほどと非常にコスパが良かった。
観光や食事のメインである旧市街までは歩いて10分ほどなので、観光や飲んだ後の軽いウォーキングは必要だったが、それが苦にならなければ非常に良い宿だと思う。
モン・サン・ミシェル
行き方
レンヌ駅からバスという手もあったが、より自由に行動ができるレンタカーを選択した。
レンヌ中心地から車で1時間ほどで着いた。
(モン・サン・ミシェルは3度目だがレンタカーが一番ラクだった。)
途中、高速を通るのだが、高速料金もなく非常にストレスフリーで快適にドライブを楽しむことができた。
(ガソリン代がディーゼルで2ユーロ/リッターというのだけ目を瞑れば最高のドライブである)
モン・サン・ミシェルから数キロ離れた駐車場に車を留め、歩く、もしくは無料のシャトルバスで向かう。
歩きの場合は、大人の足で35分ほど、バスは約10分間隔で動いており、駐車場のバス乗り場から5分ほどでモン・サン・ミシェルに到着する。
注意事項
9月中旬、蚊の繁殖期なのか見たこともない数の蚊が駐車場を舞っていた。蚊アレルギーがある人は車でのおすすめしない。
最後に
9月中旬のブルターニュ、ノルマンディーはもうすでに秋に入っており、紅葉が綺麗だった。
そんな紅葉が綺麗な土地を車で見て回るというのは非常に有意義な時間の過ごし方だと感じたと共に、新しい旅の動き方を学べて非常に収穫のある旅となった。