仕事で最高のパフォーマンスを出すために必要なマインドセット
こんにちは、Asobica HRを担当している木村です。
今年もAdvent Calendarを実施するということで、Day9を担当しました。
ご縁をいただき、別のアドベントカレンダーにも参加し、昨日記事も公開したのでもし良かったらご覧ください。
簡単に自己紹介させていただくと、以下の経歴です。長くHRの界隈に在籍していて、事業側や人事側と行き来してきたキャリアになっています。
またAsobicaではありがたくも、HR、PRの立ち上げ、現在はHRBPの立ち上げと在籍2年半で3部署立ち上げの経験をさせていただきました。
この2年半自分自身もinput↔︎outputを繰り返してきた中で自分なりにスタートアップで働く人たちが最低限持っておくとよさそうなマインドを整理してみました。
1. 「まず、やる」ことが重要
「まず、やる」ことについて理解は簡単であるものの、実行となると難しくなるこのアクション、皆さんはどの程度出来ていると言えますか?
いわば「実行力=Execution」であり、大小関係なく、決断して前に進めていくことを強くやれるかどうか。
「まず、やる」は脳科学的にも重要な言葉で、人は保有している能力(スキル)内で知識を最大限に活かし、行動します。動くことで、新たなことに気がつき始めたり、想定していた壁の高さを知ることになり、保有する能力だけでは到底超えられないことを痛感します。
この時大切なことは、壁を越えた向こう側を想像できるか。その想像に臨場感が持てなければ、行動を止めてしまうのですが、臨場感を感じられれば、その壁を越えるために脳が働き、行動をアップデートし始めます。
私もPRを始めた時は、全く触れたことのない世界だったので、面白そうだし、この会社のためになるのであればという感情に素直になり、当時スタートさせました。X(kim17sho)を始めてみたり、PRの勉強を外部にしに行ってみたり、わからないなりに動いてみることで全体を掴むことや目指す先にどう向かっていくかのHowが少しずつ見えてきたりもしました。
視界が見えていない時こそ、動いた方がいいし、動き出せば必ず何かが変わり始めます。
2. 遠慮はするな、でも配慮はしたほうがいい
『どこを見て、仕事をしているのか。』
スタートアップで仕事をしていると、正直、迅速な意思決定を求められる瞬間が大企業以上に多くあるなと感じます。一概にどちらが良い悪いの話ではなく、スピードが求められる場所で、自らが早い意思決定をしないと事業に直接響くことが多いなと両方経験したからこそ痛感します。
そんなとき、大事なことは「コトをどれだけ見ているか」だと思っています。だからこそ、一つ一つの言動が誰に向けられたものなのか、どこに向いているのかを常に立ち返るは、いい仕事をするための大切な内省作業だと思っています。
コトに向き合うとほぼ間違いなく発生することは意見の衝突やdisagreeな状況だと思います。
適切にコトを進めるには、当然自分の意見を持ち合わせることは大前提重要。そして本当に自分の意見を進めていきたいのであれば、目の前の相手への配慮(respect)こそ、コミュニケーションの鉄則です。
年次やキャリアは関係なく、いい仕事をしたいなら、遠慮はいらない。スピード感を持った意思決定の連続こそが、あらゆる事象を大幅に前に進めることにも繋がるし、そこに忖度や遠慮があってはいい意思決定にも成り得ない。
3. 居心地の良い場所で仕事をするな
自らの出来る範囲で仕事をしないようにすることは、人の成長曲線にインパクトを及ぼすと考えています。脳はホメオスタシス(恒常性維持機能)によって安全地帯(=コンフォートゾーン)に戻っていく機能を持っているので、定期的に現在地の確認を常に行うことをおすすめします。
※一方で自分自身でセルフマネジメントをし続けるには限界があります。この点はまさにマネージャーの存在価値が試されるところであると思っております。
これは脳科学的な話だけでなく、物理空間でも同様のことが言えます。
「環境にこだわる」ということ、つまりどんな環境で仕事をするのかは自分の能力の変数に大きな因子の一つとなっているということです。
スポーツでも大して練習しなくても勝てるチームと試合をし続けるのか、はたまた強豪校と試合をし続けるのか。どちらが自分たちの成長に良い影響を与えてくれるのかといえば、おそらく多くの人は後者を挙げるだろう。
スポーツ選手の子供はそのスポーツが上手というのは遺伝子的な話に差分があるのではなく、常にプロスポーツ選手目線で小さい頃から接してこられ、その高い水準で評価され続けるところにカラクリがあり、同じ練習量であれば、高い水準で練習し続けた子供がうまくなる。これはまさに環境が生んだ差分とも言えます。
仕事においても全く同じで、常に厳しい場所にというまでではないですが、自分自身にとってそこは成長を後押ししてくれる環境なのか、あるいは学びたい人や一緒に大きな野望を叶えたい人がいるような環境なのか。
いずれにせよ、常にリスクを取ること(=出来るかわからないけどチャレンジ領域へ取り組むこと)が、個の成長、ひいては組織の成長にも繋がっていく大切な因子なので、今自分のいる場所は、自分にとってどんな場所か。ぜひ考えてみて欲しいです。
4. テンポを上げる
仕事のテンポを上げるってどういうことか。
大きな仕事や大きく勝つために、日々の行動やタスク、メンタル、体調、環境面に対する意識を上げていくことを指しています。
すぐ終わる仕事や容易に出来る仕事から手を付けることもありますが、それはその日のコンディションも見ながら判断したりしますし、テンポを上げるためにマイルール/マイルーティンを徹底しています。
生産性を上げていくために積極的な会議リフレッシュ遂行やdecline
自分が最も集中できる時間帯を見つけておき、事前にブロックしておく
常に上手くいくと思い、言い続けていく
目指したり、学びたい人と働ける環境に身を置く
AM中に必ず日報を書き、その時間は自分の1日をイメージする時間とする
ほんの一部だが、いかに自分自身の最高到達点の状態を引き出すことができるか。テンポが上がれば気分も上がり始め、その後、大きな仕事に着手したとしても、絶対に壁を突破できます。
5. 自分の仕事にワクワクできているか
『今の仕事にワクワクできているか?』
最後に、私自身もめちゃくちゃ大切にしているのですが、結局のところ、今自分が行っていることに対して、ワクワク出来てるのかということ。
ただ、前提勘違いしないでほしいことは、難しい挑戦をしている瞬間は、目の前が真っ暗闇状態であったり、ただただしんどいという瞬間の方が感覚は近しくて、ここでの「ワクワク」は理想状態に対しての話をしています。
Asobicaという組織では「船に乗りたい人ではなく船をゼロから作って漕ぎたい人」というメッセージを長く使っています。
乗組員ではなく、漕ぎ手とは、自らが大きな目的意識を持ち立ち向かっていくような人を指しています。
それはつまり、困難に直面しても、その先に描かれたミッションや未来を描き、たどり着くまでの航海にワクワクし続けられる人を採用では集め続けています。
※一方で、乗組員であっても、漕ぎ手を見て呼応され自分自身のやり方をアップデートしていくことが出来れば、近いうち漕ぎ手となっていることでしょう。
どんなときも足元を見るよりも、常に視野を広く高く持ち、目線を上げること。上げた先が「ワクワク」するものであれば、その仕事は絶対に最後までやり遂げることができるはずです。
「ワクワク」という表現はやや曖昧さと稚拙さも持ち合わせた表現だが、この状態にあるとき、つまり「この時点ではやり方も見えていないんだけど、掲げたことができた未来はめっちゃワクワクする」が作り出せていると、脳は活性化され、パフォーマンスも促進されていきます。
すると、ここで書いた1の「やる(=Execution)」という実行力も上がっていきます。一方で、「この時点ではやり方は当然見えてもいないし、掲げたことができた先の未来すらも見えていない」という状態にあると、身動きが取れなくなることが増えます。
いかに前者の状態を自分でも、周囲にも力を借りながら持っていくことができるか。できたらきっとそれはその人にとっていい仕事をしている最中なんじゃないかと思っています。
書いていて整理していくと、1~5は非常に連動し合っているということに気がつきました。いい仕事をするためのマインドセットなので、1つ動かせればきっと次の何かが動き始めるはずです。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。もうすぐアドベントカレンダーも折り返しなんじゃないかと思っています。
明日は海人ぬ宝、Yozyとのことなので、多分内容は面白いんだと思います。期待してます。
Asobicaでは私自身2年半近く採用には近い距離で携わらせていただいており、引き続き、採用も頑張ってます。
オープンポジションももちろんございますし、興味持っていただけたらぜひ一度お話しさせてください。